【若手へ】職場の暗黙のルールを変える・逃げる3ステップ
ここからは、20代・30代に向けて書きます。
やることは、順番に3つだけです。
目の前のルールを、上から眺めるつもりで見てください。聞くのは「誰が決めたのか」「いつ決まったのか」「いまも理由があるのか」の3つです。
頭の中で聞くだけで大丈夫です。誰にも話さなくていい。3つのうちひとつでも答えが出ないなら、そのルールは疑っていい対象です。
戦うというのは、けんかをすることではありません。「これ、何のためにやってるんですか」を、一度だけ、素直な顔で聞いてみることです。
理由が返ってきたら、納得すればいい。返ってこないなら、そのルールはそこまでのものです。
逃げるのは、負けではありません。部署を変える。会社を変える。副業を始める。どれも、自分でルールを選び直しているだけです。
いまいる部署のルールは、世界のルールではありません。一歩外に出たら、8時半出社の決まりも存在しません。
ステップ1:頭の中で聞くだけの、3つの質問
この3つを頭の中で聞くだけで、職場の暗黙のルールは仕分けできます
そして、残った違和感は、消さなくていいです。正しい違和感です。
ステップ2:面と向かって否定しないことが大事
大事なのは、
「あなた、それ意味ないですよね」と面と向かって言わないことです。
無用な対立は、時間のむだです。
勝っても、得るものがありません。
ネクタイの話を、思い出してください。
私は入社1年目でした。
実績もないし、発言力もありません。
それでも、一回言っただけで変わりました。
ルールを守らせていた人たちも、理由を持っていなかったからです。
理由のないルールは、押せば動きます。
ただ、誰も押さないだけなんです。
パパスタまともに戦わずにかわす方法は、嫌味な上司に消耗しない「バカのフリ」処世術にまとめています。
ステップ3:狭い場所のルールを、世界のルールだと思わない
その会社の、その部署の、その人たちのあいだでしか通用しない決まりごと。
暗黙のルールの正体は、それだけです。
一歩外に出たら、8時半出社のルールも、有給の理由を聞かれる決まりも、存在しません。
部署を変える。
会社を変える。
副業を始める。
どれも逃げではなくて、自分でルールを選び直しているだけです。
狭い場所のルールを世界のルールだと思い込んだとき、人はいちばん動けなくなります。
職場の暗黙のルールについてよくある質問と答え
- 職場の暗黙のルールがおかしいと感じたら、まず何をすればいいですか?
-
まず、頭の中で3つだけ聞いてください。誰が決めたのか。いつ決まったのか。いまも理由があるのか。
最初のうちは、誰にも話さなくて大丈夫です。いきなり上司に言いに行くと、話がルールの中身ではなく、あなたの態度の話にすり替わります。
- 暗黙のルールと暗黙の了解は、どう違うのですか?
-
重なる部分は多いのですが、力の向きが違います。暗黙の了解は「言わなくても分かるよね」という共通認識で、お互いさまの関係です。
暗黙のルールは、破ると不利益がある点で、上から下に向かって働きます。破ったときに立場が悪くなるなら、それは了解ではなくルールだと考えてください。
- 誰が決めたか分からないルールに逆らったら、評価が下がりませんか?
-
正直に言うと、下がることはあります。だから、逆らうことは勧めていません。私が勧めているのは、一度だけ理由を聞くことです。
「これ、何のためにやってるんですか」は、反抗ではなく質問です。質問に不機嫌になる相手なら、その人の下で長く働くかどうかを、別の問題として考えたほうがいいと思います。
- 職場の暗黙のルールを、部署からなくすことは現実的に可能ですか?
-
全部なくすのは、正直むずかしいです。ただし、自分が管理する範囲だけなら変えられます。
私は、部下に守らせているルールを30秒で説明できるかどうかを基準にしています。説明できないものを1つ手放す。それを繰り返すのが、いちばん現実的なやり方だと思っています。
- 上司が「昔からこうだ」としか言わない場合はどうすればいいですか?
-
その時点で、答えは出ています。理由がないということです。議論を続けても、話はルールの中身から離れていくだけです。
守るコストが小さいなら、割り切って守る。大きいなら、部署や会社を変えることを選択肢に入れる。この2つで判断してください。
暗黙のルールを疑うと、自分で決める人生が始まる
最後に、いちばん言いたいことを書きます。
ルールを疑うのは、反抗するためではありません。
自分で決めるためです。
誰かが敷いたレールの上を、疑わずに走っている限り、その人生の運転席には座れません。
疑って、考えて、そのうえで「これは守る」と決めたなら、それはもう押しつけられたルールではありません。
あなたが選んだルールです。
職場でひとつだけ、心の中で「これ、何のためにやってるんだっけ」と聞いてみる。
声に出さなくて大丈夫です。1日ひとつで十分です。
それだけで、見え方が変わります。
新しい問いが出てきます。
ルールを疑えるようになったとして、では、
自分の人生そのものは、誰が決めているのでしょうか。
進学も、就職も、転職も。
本当に、自分で決めてきましたか。
次回は、そこを書きます。
パパスタ繰り返しになりますが、この記事に書いたことは私個人の見解です。引用した出来事は、公表されている資料に基づいています。


今日のポッドキャスト
第1回「押しつけられたルールを疑う」(約10分)
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