また後半頭の3枚替え|尹星俊選手が入って京都サンガは前を向けた
ここからが、この試合のいちばん重要な部分です。
後半開始と同時に、また3人替えました。
| 交代で下がった選手 | 交代で入った選手 |
|---|---|
| 福岡慎平選手 | 尹星俊選手 |
| 佐藤響選手 | 奥川雅也選手 |
| アレックス ソウザ選手 | 加藤蓮選手 |
先週の開幕戦も、後半頭に3枚替えでした。
2試合続けて、まったく同じことをしています。
そして、また変わりました。
54分に福田心之助選手、58分にラファエル エリアス選手。
わずか4分間で、0対1を2対1にひっくり返しました。
理由は、私はひとつだと思っています。
尹星俊選手が、前を向いてくれるからです。
前を向いて、前にパスを出す。
それだけで、チーム全体が前がかりになれる。
この試合で京都サンガが初めて相手陣で圧力をかけられたのは、尹星俊選手が入ってからでした。
福田心之助選手が本来のプレーを見せた理由
この試合、福田心之助選手が活き活きしていました。
本来のプレーが出ていましたし、ゴールも決めています。
ただ、これは福田心之助選手が急に上手くなったという話ではありません。
前にパスが出るようになったから、上がっていい状況が生まれた。
それだけです。
サイドバックが上がれる。人数がかけられる。だから点が入る。
さきほどの「攻撃が単発で終わる連鎖」の、ちょうど裏返しです。
パパスタ後半のメンバーでやれるんやったら、最初からそれでええやん。素直にそう思いました。
去年の縦に速いサッカーのほうが良かった、という話
個人的な好みの話も、正直に書いておきます。
こねくり回して相手に詰められるよりも、
縦に速くて、後ろからどんどん選手が出てくる去年のサッカーのほうが良かったと思っています。
粗いところはありました。下手だな、と感じる場面もありました。
それでも、見ていて面白かったし、点も入っていました。
好みの問題だと言われれば、それまでです。
ただ、今日の後半に起きたことは、まさにその形でした。
「まだ2試合目」では済まない|ACLエリートを戦う京都サンガの準備不足
ここからは、厳しい話をします。
おそらく、こういう意見が出ます。
まだ2試合目だと。新しい監督なのだから、これから合っていくものだと。
私は、そうは思いません。
2026年8月9日に、J1の全クラブが同じスタートを切りました。
準備期間も、条件はほぼ同じです。
つまり、どれだけ準備してきたかで、すでに勝負は始まっています。
これが今季J2から昇格したばかりのクラブなら、私も理解します。
J1の速さに慣れる時間が必要なチームは、実際にあります。
しかし京都サンガF.C.は違います。
京都サンガF.C.は、AFCチャンピオンズリーグ・エリート2026/27シーズンへの出場が決まっています。
クラブとして初めてのアジアです。
アジアを戦うクラブが、国内リーグの開幕にやりたいサッカーを間に合わせられていない。
これは準備不足だと言われても仕方がないと考えます。
ポポヴィッチ監督も、後半のメンバーならやれることは分かっているはずです。
分かっていて、なぜ最初から出さないのか。
心配しているのは、この暑さのなかで後半の強度を90分続けるのは無理だ、と監督が考えている可能性です。
前半は抑えて、後半にギアを上げる。そういう設計なのだとしたら。
それは危険です。現にこの試合、その前半で先制されています。
ウェベルトン選手を使い続ける理由が分かりません
戦術とは切り離して、もう一点だけ書きます。
先に、認めるべきことを書いておきます。
日々の練習を見ている監督には、私に見えていない材料があるはずです。
起用には理由があるのだろうと思います。
そのうえで、見ていて思ったことを正直に書きます。
ウェベルトン選手は、この試合もしんどく見えました。
軽率に見えるミスが目につきました。
2試合続けて先発で、2試合続けてそう感じています。
京都サンガF.C.が次のホームゲームで変えるべき3つのこと
批判だけで終わらせません。具体的な打ち手を書きます。
自陣ゴール前で難しい技術を要求する回数を減らすこと。
前進の手段を、地上戦だけに一本化しないという意味です。リスクを払う場所を、自陣から相手陣に移します。
後ろで数的優位を作ることより、攻撃に人数をかけることを優先すること。
後半に福田心之助選手が活きたのは、上がっていい状況が生まれたからです。
前を向ける選手を最初から中央に置くこと。
2試合続けて、後半に投入してから流れが変わっています。判断材料としては十分だと考えます。
すべてこの試合の後半に、実際に機能していたものです。
新しい戦術を持ち込む必要はありません。すでに手の内にあるものを、最初から出すだけです。
京都サンガ対川崎フロンターレのよくある疑問
- 川崎フロンターレ対京都サンガF.C.の第2節の結果は
-
2026年8月15日、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われ2対2の引き分けでした。44分にラザル ロマニッチ選手、65分にマルシーニョ選手が川崎フロンターレ、54分に福田心之助選手、58分にラファエル エリアス選手が京都サンガF.C.のゴールです。入場者数は22,660人でした。
- 京都サンガの後半の交代は誰が入りましたか
-
後半開始と同時に3人が入りました。福岡慎平選手に代えて尹星俊選手、佐藤響選手に代えて奥川雅也選手、アレックス ソウザ選手に代えて加藤蓮選手です。その後70分に平戸太貴選手に代えて本田風智選手、90分プラス2分にウェベルトン選手に代えてアピアタウィア久選手が入りました。
- なぜ京都サンガはゴールキーパーからのビルドアップをやめるべきなのですか
-
自陣ゴール前という最も危険な場所で、最も難しい技術を要求する形だからです。失敗すればショートカウンターで即失点につながる一方、つないだ先で決定機が作れていません。リスクに対して見返りが小さい、いわゆるハイリスク・ローリターンの状態だと筆者は考えます。
- 京都サンガの現在の順位と勝ち点は
-
2試合を終えて1分1敗、勝ち点1です。第1節でV・ファーレン長崎に1対2で敗れ、第2節で川崎フロンターレと2対2で引き分けました。
- 京都サンガはACLに出場するのですか
-
はい。AFCチャンピオンズリーグ・エリート2026/27シーズンへの出場が決まっています。クラブとして初めてのアジアの舞台です。
まとめ|勝ち点2を拾ったと思おう。次のホームは絶対に勝たないといけない
整理します。
開幕戦は保持55.4%でxG0.847、被xG1.515。持っていたのに運べませんでした。
この試合は保持45%、コーナーキック6対1。そもそも持てませんでした。
負け方の種類は変わりましたが、原因は同じ場所にあります。
ゴールキーパーからのビルドアップと、ポゼッション優先の設計です。
そして解決策は、2試合続けて後半に示されています。
前を向ける選手を中央に置き、サイドバックを上げ、人数をかける。
それだけで、9分間に2点が入りました。
厳しい言い方をします。
アジアを戦うクラブが、開幕にやりたいサッカーを間に合わせられていない。
これは準備不足です。
それでも、最後は前を向いて終わります。
正直に言えば、2対7で負けていてもおかしくない試合でした。
その試合で、川崎フロンターレから勝ち点1を持ち帰っています。
ここは、勝ち点2を拾ったと思うことにしましょう。
負け試合を引き分けに変えたのは、間違いなく後半のあの2点です。
ポポヴィッチ監督は試合後、こう語っています。
我々は確実に前進しています。開幕戦と比べて、それを示せたと思っています
1対0のビハインドから2点を獲って逆転し、難しい条件のなかでエネルギーを出してくれました
出典:京都サンガF.C.公式サイト マッチレポート(2026年8月15日確認)
修正が必要なのは、より守ること。そして正確なポジショニングを取ること。
監督自身がそう述べています。
アウェイ2連戦で勝ち点1。
ここからホームに帰ります。
次のホームゲームは、絶対に勝たないといけません。言い訳はできません。
私もまだ結論は出してません。2試合で監督を評価できるほど、サッカーは単純やないので。




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この記事で参照した一次情報と出典
- Jリーグ公式|川崎F vs 京都 試合結果・データ(2026年8月15日)
- 川崎フロンターレ公式|2026/27 J1リーグ第2節 対京都サンガF.C. ゲーム記録
- 京都サンガF.C.公式|J1第2節 川崎フロンターレ戦 マッチレポート
- Jリーグ公式|長崎 vs 京都 試合結果・データ(2026年8月9日)
- Football LAB|京都サンガF.C. チームデータ
- Football LAB|川崎フロンターレ チームデータ
- Jリーグ公式|AFCチャンピオンズリーグElite 2026/27 京都サンガF.C.の出場が決定
- 京都サンガF.C.公式|ACLエリート2026/27出場決定のお知らせ
- 京都サンガF.C.公式|ウェベルトン選手 期限付き移籍加入のお知らせ
- Jリーグ公式|京都サンガF.C. 選手名鑑
※本記事における選手個々のプレー評価は、筆者個人の見解です。
数値は各サイトの2026年8月15日時点の掲載値に基づいています。
シュート数は媒体により集計が分かれたため、記載していません。
