CIAが敵国に送り込んだスパイに渡した『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』というのを知っていますか?
正確にはCIAが作った
「シンプル・サボタージュ・フィールド・マニュアル」
という公式文書でCIAの倉庫に保管されています。
(ちなみにAmazonでも売っています)
かんたんに内容を言うとCIAが作った敵国を弱体化させるためのスパイマニュアルです。
スパイマニュアルと聞いて
「むずかしそうだ」と思うかもですが
実はめちゃくちゃ単純明快に「組織を弱体化」する方法が書かれています。
そして逆に言えば
このマニュアルの真逆をやれば
成功する行動になる内容なんです。
具体的に解説していきます。
成功する方法は『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』の逆をやること
実は先述の『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』と
全く逆のことをすればあなたの会社、あなたのチームは成功します。
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』とは?
さすがに今の日本の現状で
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2021/11/man_56.png)
日本スゴイ!
ってなっている人は減っているかと思います。
なぜならすでに外国人からみた日本のイメージは
「技術の日本」「スゴイ日本」ではなく
「何も生み出さない高齢者か、高齢者のような若者が延々と話し合っている島」
と思われています。
くわしくは下記事で解説。
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2022/07/kaisya_ayatsuru_joushi-291x300.jpg)
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2022/07/kaisya_ayatsuru_joushi-291x300.jpg)
日本が弱体化したのはなぜ?
ではなぜ日本はすごくなくなってきたのでしょうか?
ここで先ほどでてきた
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』にそってみてみると
めちゃくちゃ当てはまるんです。
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』には
どんなことが書いてあるかというと
- スピーディーに物事を進めてしまうと先々問題が発生するので「懸命な判断をすべき」と注意深さを促して、道理をわきまえた人のフリをする
- 重要でないモノの「完璧な仕上がり」にこだわる
- 会議では長い話を頻繁に行う。
- 主張のポイントを説明するのに、個人的な経験や逸話を豊富に盛り込む
- 許可・確認など、あらゆる手続きを複雑化する
- 関係のない話題を頻繁に持ち出す
っといった内容です。
あれ?
日本政府の会見や
国会の様子にめちゃくちゃ似てません?
「重要でないものの『完璧な仕上がり』にこだわる」
「スピーディーに物事を進めてさせず『懸命な判断をすべき』と注意深さを促す」
とかドンピシャで日本政府やん!って思えますよね笑
身近な例で言うと「役所の手続き」。
役所の手続きってなんであんなに複雑でめんどいんでしょうか?
特に給付金とか、税金控除系の福利的なモノは
本当に手続き迷路ですよね。
仕組みを複雑化させて国民、市民に申請を断念させようとしているようにしか思えません笑
これマニュアルの「許可・確認など、あらゆる手続きを複雑化する」にあてはまります。
もちろん「スパイが日本に入っている!」ってことを言いたいのではありません。
今の日本は勝手に自分たちで
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』にそった体制になっているということです。
自分の会社に当てはめてみる
身近なモノから変えていく
ようやく本題です。
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』って
自分の会社や自分の組織、自分のチームにも当てはまりませんか?
少なくともぼくの会社は
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』めちゃくちゃ当てはまります笑
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』リスト
- 何をするにも「指揮系統」を主張する
- 意志決定を早めるショートカットは認めないようにする
- ひたすら「演説」する。演説は可能な限り頻繁に、そして尋常じゃない長さで行う。
- 発言は逸話や体験談で長々とする
- 会議では常に全ての項目を提示する。
- 「さらなる調査と検討」を求める
- 会議の大きさはできる限り大きなものにする。決して5人未満ではいけない。
- 頻繁に関係のない話題を持ち出す
- 解決策が出た後に、正確な言葉をもって押し問答する
- 前回の会議で決まった問題を持ち出して、その決定を再検討するように議論を蒸し返す
- 課題を与えるときは、つねに重要でない仕事から先に割り当てる
- 重要な仕事は能率の悪い部下に割り当てる
- 相対的に重要ではない仕事に完璧さを要求する。
- ささいな点でも修正するように突き返す
- やる気のない部下が心地よいようにする。
- 出来の悪い部下に不当な昇進を与える。
- やるべき重大な仕事があるときこそ、会議を開催する
- 認可、指示、確認などあらゆる手続きを複雑化する
- 1人で決められる事でも3人の承認が必要なようにする
- のろまに働く
- できる限り多くの仕事の妨げになるよう企画をする
- 仕事は下手くそにやって道具や機械のせいにする
- 「こんな道具では仕事にならない」と不平不満の声をだす
こんな感じです。
「うわーわかるわー!」って思ったところを勝手にゴシックにしています。
みなさんの会社やチームでは
どれぐらい当てはまりましたか?
これ国を弱体化するためのマニュアルなので
チェックリストに当てはまる数が多ければ
あなたの会社やチームも弱体化をたどっていると考えた方が良さそうです。
成功するマニュアル
お気づきかもしれませんが
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアル』の逆をやれば
成功マニュアルになるんですよ!!
ようするに弱体化マニュアルに書かれている行動は
成功法則の逆が書かれています。
ということは逆の行動をすれば良いということです。
ぜひコピペや印刷してご自身の会社で提案してみてください。
- 「指揮系統」を撤廃する
- 意志決定を早めるショートカットを検討する
- 会議中の演説、逸話、体験談は禁止
- 発言は要点のみをコンパクトに行う
- 会議では重要な項目のみ議論する
- 「さらなる調査と検討」はせずに、まずやってみる
- 会議の規模はできる限り小さなものにする。かならず5人未満で実施
- 関係のない話題を持ち出す人は除外する
- 解決策が出た後は異論禁止。まずやってみる
- 前回の会議で決まった問題はださない
- 重要な仕事から先に割り当てる
- 重要な仕事は能力がある部下に割り当てる
- 重要ではない仕事はほどほどにする
- ささいな修正点は気にせず、まずやってみる
- やる気のない部下、出来の悪い部下に昇進はさせない
- やるべき重大な仕事ある場合は決まってる会議も中止する
- 認可、指示、確認などは簡略化
- 1人で決められる事は承認を不要にする
- きびきび動く
- 道具や環境について不平不満の声をださない
こんな感じです。
マニュアルの逆を書いていてわかったんですが
ようするに成功するためには
ムダな議論をせずに、まず行動してみる
イシューをはっきりと明確化する
ってことですね。
時間とお金は有限なので
議論のための議論のようなことをしていると
組織の取り組みが停滞してしまうということです。
まとめ
まとめます。
「重要でないものの仕上がり」にこだわるなんてぜったいにダメ。
リソースを正しく分配して
パフォーマンスを最大化することが大事なんです。
外国人から見て日本は
「何も生み出さない高齢者か、高齢者のような若者が延々と話し合っている島」
と思われていて
真逆にすると
「いろいろなものを生み出す若者と若者のような高齢者がガンガン行動する島」
ぼくは自分の子に
「いろいろなものを生み出す若者と若者のような高齢者がガンガン行動する島」を残したいので
まずは自分の会社で
『敵国の組織を機能不全にするためのマニュアルの逆マニュアル』
をやっていきたいと思います。
おたがいにスパイマニュアルの真逆をやって
より良い会社、組織、チームを作っていきましょう!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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