滋賀県民必読の小説
読みましたよ。
2024年本屋大賞受賞
宮島未奈著成瀬は天下を取りにいく
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2024/05/image-1.png)
この1つ前に読んだのが
「告白」で
重すぎる内容の小説だったので
ちょうど気軽にサクッと読める小説をさがしていました。
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2024/04/名称未設定54695-300x169.jpg)
この作品は、
滋賀県大津市を舞台とし
主人公成瀬あかりの個性豊かなキャラクターが際立ち、
彼女が「200歳まで生きる」という大胆な目標を真剣に掲げ、
滋賀県の誇りを忘れない姿が描かれています。
彼女の強烈な個性と
周囲との予期せぬ関わりを通じて、
作者が描く深い人間関係が読者を引きつけています。
短編形式で展開される多様な登場人物によるストーリーは、
読者を魅了する強烈な印象に満ちています。
「成瀬は天下を取りにいく」のストーリー紹介
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2024/05/image-4.png)
「成瀬は天下を取りにいく」のあらすじ
小説「成瀬は天下を取りにいく」は、
滋賀県大津市を舞台にした小説であり、
滋賀県大津市に住む中学2年生の成瀬あかりが主人公として描かれている。
成瀬あかりは少し変わった
否、かなり変わった女の子であり、
日常生活でも周囲を驚かせる行動を起こします。
たとえば
西武大津店閉店まで毎日通い続ける姿や
M-1グランプリへの参加など、
県内屈指の進学校・膳所高校に進学しますが
入学と同時にボウズ頭にするなど
彼女の姿勢には周囲から異彩を放っています。
しかし
そんな成瀬が自身の信念や
理想に向かって突き進む姿は
強く印象づけられました。
成瀬は、
自分の道を切り拓くために
周囲の期待や規範にとらわれず自分らしく生きているんです。
物語は展開していく中で、
成瀬あかりが成長し変化していく様子も描かれていて
幼少期からの幼馴染や
新たな出会いとの交流を通じて
彼女が抱える葛藤や喜びが描写されており、
人間関係や友情の尊さがテーマとして浮かび上がっきます。
作品の魅力
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2024/05/image-2.png)
「成瀬は天下を取りにいく」の魅力は、
まずその登場人物たちの生き生きとした魅力にあります。
まず主人公の成瀬あかりが
圧倒的にずば抜けたキャラクターであることは間違いないんですが
幼馴染の島崎や
成瀬と距離を取ろうとする大貫など
ストーリーが進むにつれて成長し
変化していく姿が描かれており、
読者たちに共感をもたらせています。
また、作品全体に漂う青春の輝きや
友情、挑戦する勇気などが描かれており、
「新しい青春小説」といえます。
特に
滋賀県や膳所高校などの舞台設定はリアル
でありながらも、
一種の憧れや郷愁を誘う雰囲気が漂っております。
さらに、物語の展開や起伏も見事であり、
読者を引き込んで離さない緊張感や
感動的な場面が多く散りばめられています。
成瀬あかりが放つ名言や行動力も印象的であり、
彼女の生き様から多くの学びや勇気を得ることができる作品です。
読書感想と評価
- 小説初心者にオススメ
- 滋賀にゆかりがある人はたのしい
- 成瀬のように生きることが理想
なぜ読もうと思ったのか?
「成瀬は天下を取りにいく」を
読もうと思ったきっかけは
この前に読んだ「告白」が
あまりに重すぎる内容だったから
少し軽めの青春小説を読みたいと思ったからです。
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2024/04/名称未設定54695-300x169.jpg)
また私が読み始めた時には
まだ本屋大賞ノミネートだったのですが
注目度は高かったので
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_1804.jpg)
一度読んでおくか
といった塩梅で
気軽に読みました。
小説初心者にオススメ
です。
予想通りむずかしい話は1つもなく
サクッと読める青春小説です。
ただ青春小説と言っても
ぶっとんだ青春小説といえますね笑
滋賀県民は必読
また、私は小説を読み前に
前情報全くなし、あらすじも読まずに
読み始めるのですが
西武大津店がいきなり登場した際には
びっくりおったまげました。
今は京都に住んでいますが
この前まで
仕事の関係で
滋賀県大津市に住んでいたからです。
西武大津店もよく行きましたし
ときめき坂では物語に出てくるように
よく飲みにいきました。
膳所高校のバンドマンのライブを手伝ったこともあります。
元大津パルコにあった
e-Radioには週一で出演していました。
あまりに
滋賀県大津市の情景が
細かく描かれていたので
物語にどっぷりハマりましたね。
滋賀県民は楽しさ倍増
成瀬のように生きることが理想
で、やっぱり思ったことは
成瀬あかりというキャラクターが
非常に魅力的であり、
彼女の目標に向かう姿勢や
周りではなく「自分がどうしたいか?」という考え方が
胸を打ちました。
自分もこう生きたいと思います。
他者にどう思われるか?
ではなく
自分はどうしたいか?
を、実直に履行する成瀬あかりは
今の自分に足りていないモノだと痛感しました。
「成瀬は天下を取りにいく」は読みやすい?
小説初心者にオススメ
読みやすさを★★★★★とすると
「成瀬は天下を取りにいく」の読みやすさは
★★★★★です。
短編小説形式で構成されているので
誰もかんたんに読めます。
物語のおもしろさは★★★☆☆です。
(滋賀県民には★★★★★です)
ただし
ありていにいって
「これが本屋大賞?」
という感想も持ちます。
方舟や爆弾にくらべると
あまりにかんたんすぎるというか…
内容が軽すぎるという気もしますね。
オーディオブックで楽しむ
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2021/11/nayamu_boy2.png)
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2021/11/nayamu_boy2.png)
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2021/11/nayamu_boy2.png)
普段小説読まないから大丈夫かな?
といった不安ありますよね。
小説初心者、
活字苦手な方の
不安を解決するなら
Audible(オーディブル)
という方法を紹介します。
私は
出勤時間やウォーキング中、寝る前に聴いていました。
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2024/05/image-3-1024x1024.png)
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2024/05/image-3-1024x1024.png)
ラジオドラマさながらで楽しめますよ。
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2023/05/21スクリーンショット-2023-05-11-6.20.56-300x164.jpg)
![](https://www.papastablog.com/wp-content/uploads/2023/05/21スクリーンショット-2023-05-11-6.20.56-300x164.jpg)
まとめ
宮島未奈の『成瀬は天下を取りにいく』は、
本屋大賞を受賞した傑作として、
多くの読者を魅了しています。
成瀬あかりという
超個性的な主人公を中心に展開されるストーリーは、
深い人間関係や意外なかかわりが読者の心を捉えます。
短編小説形式で構成された作品は、
一度読んだだけでは物足りないほど、
読者を引き込む力を持っています。
読書好きな方にはぜひオススメしたい一冊です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
👇ポチッと応援いただけるとブログ更新の励みなります!!