ファジアーノ岡山の強さ|保持率18位でも被シュートはリーグ最少
ここからは今回の相手、ファジアーノ岡山を分析します。
3-4-2-1と、堅守からのショートカウンター
ファジアーノ岡山の今シーズンの基本布陣は3-4-2-1です。
チーム指標を見ると、特徴がはっきり出ています。
ディフェンダー3人、中盤4人、その前に2人、いちばん前に1人を置く並び方です。
中盤の4人がサイドの上下動もこなすため、守備の人数を確保しながら幅も使えるのが特徴です。
| 指標 | ファジアーノ岡山 | 京都サンガF.C. |
|---|---|---|
| ボール保持率 | 44.4%(18位) | 45.5%(14位) |
| 攻撃回数 | 118.0回(2位) | 111.3回(10位) |
| 被シュート | 8.6本(1位=リーグ最少) | 17.9本(19位) |
| クロス数 | 19.6本(2位) | 13.0本(15位) |
保持率は低いのに、攻撃回数はリーグ2位。
そして被シュート数はリーグで最も少ない数字です。
つまり、ボールを長く持つタイプではなく、
低い位置でコンパクトなブロックを作って相手のシュートを許さず、奪ったら手数をかけずに仕掛け、クロスの本数で殴ってくるチームだということが、この数字から読み取れます。
攻撃回数とシュート数の関係を2チームで比較。出典:Football LAB(2026年9月18日確認)
直近の試合も、その傾向どおりでした。前節9月13日の浦和レッズ戦は敵地で2対1の勝利。決勝点は立田悠悟選手による90分プラス11分という劇的な時間帯のゴールで、これで3試合連続の1点差勝利です。
パパスタ奪って速いショートカウンターのチーム。京都が苦手なチームですね
出場停止から復帰するオベルダン選手
中盤で最も警戒すべきなのが、オベルダン選手です。
ブラジル出身のミッドフィルダーで、背番号80。
開幕直前にチームへ合流すると、すぐに欠かせない存在になりました。
9月6日のサンフレッチェ広島戦で、前半16分に1枚目、後半16分に2枚目のイエローカードを受けて退場。
この処分により、続く浦和戦は出場停止でした。
開幕直後から欠かせない存在になり、退場するまでチームの中心にいた選手です。
出場停止明けの今日、フレッシュな状態で戻ってくる可能性が高いことは、京都にとって厄介な材料です。
ルカオ選手・江坂任選手・白井康介選手の見どころ
- ルカオ選手(FW・背番号99):今シーズンの起用は先発6試合すべてセンターフォワード。フィジカルの強さを生かし、クロスの的になります
- 江坂任選手(MF・背番号8):中盤から攻撃に絡む、経験豊富な選手です
- 白井康介選手(DF・背番号51):2026年にFC東京から完全移籍で加入したディフェンダー。守備の要の1人です
京都サンガF.C.が今日、ファジアーノ岡山戦で勝つために必要なこと
ここまでの3連敗は、すべて先に主導権を握られてから崩れています。
間延びした瞬間に、クロスの本数で殴ってくる岡山の攻撃が刺さります。
1人に背負わせず、周りが早めにカバーに入ることが鍵になります。
パパスタ京都は9月15日に韓国から帰国した翌日、そのまま岡山への遠征です。中3日の弾丸スケジュール。これはACLに出る時点で分かっていたことなので、言い訳にはしたくありません。それでも、監督には移動疲労を踏まえたメンバー選びをしてほしいと思っています。
よくある質問|ファジアーノ岡山対京都サンガF.C.
- ファジアーノ岡山対京都サンガF.C.はどこで見られますか?
-
DAZNで生配信されます。キックオフは2026年9月19日(土)19時です。
- オベルダン選手は今日の試合に出場しますか?
-
9月6日の広島戦で退場となり、続く浦和戦は出場停止でしたが、1試合の出場停止をすでに消化しているため、今日の京都戦には出場資格があります。
- 京都サンガF.C.の現在の順位は?
-
2026年9月18日時点で17位、勝点5です。直近の公式戦3試合はFC東京戦・柏レイソル戦・大田ハナシチズン戦のいずれも敗れています。
- 試合会場はどこですか?
-
ファジアーノ岡山のホームスタジアム、JFE晴れの国スタジアムです。京都サンガF.C.にとってはアウェイゲームになります。
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【まとめ】京都サンガF.C.は、今日勝てなければ言い訳が尽きます
事実だけを並べます。
7試合を終えて17位、勝点5、得失点差マイナス5。
直近の公式戦3試合は1得点6失点で3連敗。
しかも負け方は毎回同じです。前半は守れるのに、後半に必ず崩れる。
これはもう、偶然でも不運でもありません。
3試合連続で同じ壊れ方をしているという、構造の失敗です。
チームとして崩して取った得点は、7試合戦ってほぼ1点あるかないか。ほとんどが個人の技術頼みです。
対人の指標はリーグ上位なのに、被シュートと被ゴールはリーグ下位。
このねじれの根っこも同じです。90分間、同じ強度を保てない。それだけです。
前半をリードか、無失点で終えられるか。
後半もブロックの高さを落とさず、90分を戦い切れるか。
オベルダン選手とルカオ選手を、1人に背負わせず受け渡せるか。
唯一の救いは、石田侑資選手と加藤蓮選手という個の成長が見えたことです。
ただし、この2人がどれだけ伸びても、後半に崩れるという弱点が直らなければ、勝点は積み上がりません。個の成長と、チームの設計はまったく別の話です。
パパスタ今日の岡山は、保持率こそ低いものの、90分ブロックを崩さない堅守を、被シュートリーグ最少という結果で証明しているチームです。京都に足りていないものを、そのまま体現している相手だとも言えます。
ここで4連敗となれば、17位という現在地は、もう「一時的な不振」では説明できなくなります。
厳しいことばかり書きましたが、京都サンガF.C.が嫌いだから書いているのではありません。
今シーズン、このクラブが本当に苦しんでいるのを、黙って見過ごしたくないから書いています。
まずは今日、1勝。
それができなければ、この記事に書いた「明るい材料」すら、来週には色褪せます。