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【読書感想】『失われた貌』櫻田智也は面白い?本屋大賞9位の口コミと正直な感想

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

本屋大賞は9位。
ミステリのランキングは3冠。
帯には「どんでん返し」「伏線回収」の文字が並びます。

でも、本当にそこまで派手な物語なのでしょうか。

この記事の結論

私の感想は「ぶっちゃけ普通の刑事小説」でした。
ただし、伏線回収を評価する声も多く、感じ方は大きく分かれる本です。

パパスタ

帯の言葉と私の感想が、どれくらい違ったのか。口コミと並べて書いていきます。

本記事では、ネタバレなしで口コミの数字と正直な感想を並べます。
ネタバレ考察は次ページにまとめました。


目次

『失われた貌』とは?基本情報とネタバレなしのあらすじ

まずは、どんな本なのかを整理します。
未読の人でも置いていかれないように、ネタバレなしで書きます。

項目内容
書名失われた貌(うしなわれたかお)
著者櫻田智也(さくらだ・ともや)
出版社新潮社
発売日2025年8月20日
ページ数304ページ(単行本)
ジャンル長編の警察ミステリー
構成6月29日から7月6日まで、1日1章の全8章

出典:新潮社公式サイト(2026年10月25日確認)

1分で読める『失われた貌』のあらすじ

山奥の谷底で、男性の死体が見つかります。
顔は潰され、歯は抜かれ、手首から先は切り落とされていました。
身元を隠そうとした跡が、はっきり残っています。

事件が報道されたあと、警察署に1人の小学生が訪ねてきます。
「見つかった死体は、自分のお父さんかもしれない」と言うのです。
彼の父親は10年前に行方不明になり、すでに失踪宣告を受けていました。

一見ばらばらに見える出来事が、少しずつつながっていきます。
捜査にあたるのは、所轄署の捜査係長・日野雪彦です。

著者・櫻田智也さんはどんな人?

1977年生まれ、北海道出身の作家です。
2013年に「サーチライトと誘蛾灯」でミステリーズ!新人賞を受賞し、デビューしました。

2021年には『蟬かえる』で、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞しています。
虫好きの青年が主人公の連作短編で評価されてきた人です。

『失われた貌』は初の長編で、これまでの作風とは違う警察ミステリーになりました。
シリーズものではなく、単体で読めるノンシリーズ作品です。

デビュー前は、ウェブメディア「デイリーポータルZ」のライターだったそうです。

目次は「日付」で8章に分かれています

目次は「六月二十九日」から「七月六日」まで、日付がそのまま章のタイトルです。
全8章、1日1章の構成になっています。

区切りのいいところで本を閉じやすい作りです。

『失われた貌』の受賞歴は?本屋大賞は9位、ミステリ3冠の話題作

次に、世間でどう評価された本なのかを見ていきます。
主要なミステリランキングで、1位を総なめにしています。

ランキング・賞結果
このミステリーがすごい!2026年版(宝島社)国内編 1位
週刊文春ミステリーベスト10 2025国内部門 1位
ミステリが読みたい!2026年版(ハヤカワミステリマガジン)国内篇 1位
2026年本屋大賞ノミネート10作中 9位
第39回山本周五郎賞候補(受賞は別の作品)

出典:新潮社公式サイト、本屋大賞2026結果(ダ・ヴィンチWeb)ほか(2026年10月25日確認)

本屋大賞2026での順位は9位

2026年本屋大賞の大賞は、朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』でした。
『失われた貌』は、ノミネート10作中の9位です。

櫻田さんの作品が本屋大賞にノミネートされたのは、初めてのことでした。

累計10万部を突破した話題作

版元の発表によると、2026年2月の時点で累計10万部を突破しています。
ミステリ好きだけでなく、ふだん小説を読まない人にも届いた1冊です。

『失われた貌』の口コミ・評価は?主要サイトのレビューを数字で比較

では、実際に読んだ人はどう感じているのでしょうか。
主要サイトの評価を、2026年10月25日時点の表示でまとめました。

サイト評価件数
Amazon(Kindle版ページ)5点中4.1813件
Amazon(Audible版ページ)5点中4.1786件
楽天ブックス5点中3.60758件
ブクログ(BOOKOFFページ内の表示)5点中3.6819件
ブックライブ5点中3.934件
読書メーター評価64%59件

※件数や評価は日々変わります。星の内訳までは確認できていません。
※読書メーターは検索結果に表示された数値です。

パパスタ

楽天ブックスだけでも、700件を超えるレビューが集まっています。注目度は高い本です。

口コミで評価されている点

多かった声を、言葉を変えてまとめます。

評価されている点
  • 伏線の張り方が丁寧で、読み応えがあるという声
  • 派手さに頼らず、警察官たちの地道な捜査を描いているという声
  • 警察官たちに人間味があり、人物としても読ませるという声
  • 謎解きの構築のきれいさを評価する、ミステリ好きの声

作家の青崎有吾さんも書評で、警察官たちの「体温」を魅力に挙げています。

口コミで気になる点

高評価の一方で、こんな声もあります。

気になる点
  • 帯や宣伝の期待ほどではなかったという声
  • 展開が読めて、どこかで見たような既視感があるという声
  • 主人公の人物像が薄く、没入しにくいという声
  • きれいにつながりすぎて、作為を感じるという声
  • Audibleだと、登場人物の聞き分けが難しいという声

青崎さんの書評にも、宣伝の印象と実際の読み味には温度差があると書かれていました。

良い声も、気になる声も、どちらも本当にあります。
では、私の感想です。

『失われた貌』を読んだ正直な感想。私は「普通の刑事小説」でした

「本屋大賞にノミネートされた本は全部読んでみようのコーナー」。
活字が苦手で、40歳まで本を読んでこなかった私が読んだ小説を紹介しています。

今回の『失われた貌』も、読了しました。
遠慮なく、正直に書きます。

私の感想(原文のまま)

ぶっちゃけ普通の刑事小説って感じ。
何の変化球もなく、何のどんでん返しもなく、「まあそうだろうな」って感じでした。
伏線回収もそこまで多くなく、全体的にのべーっとした内容でした

他の人の意見と違っても、それでいい

パパスタ

人と感じ方が違っても、感じたままを書きます。

伏線回収を絶賛する声は、たくさんあります。
3冠も、本屋大賞9位も、まぎれもない事実です。

私は「普通の刑事小説」と感じました。
これはあくまで個人の感想です。

感じ方が違うからこそ、多様な意見の1つとして読んでもらえたらうれしいです。
ほかの本の読書感想は、ハヤブサ消防団 森へつづく道の感想もどうぞ。

帯の期待値と、実際の読み味

楽天ブックスやnoteの口コミにも、帯ほどではなかったという声がありました。
青崎有吾さんの書評も、宣伝と読み味の温度差に触れています。

私の感想も、この流れに近いものでした。

口コミを読んだ私の考えです。
帯の「どんでん返し」を期待しすぎず、地道な捜査を追う警察ミステリとして手に取る。
肩すかしになりにくいと思います。

『失われた貌』はこんな人に向いています。向かない人もはっきり書きます

どんな本にも、合う人と合わない人がいます。
口コミと私の感想をもとに、目安を整理しました。

『失われた貌』が向かない人

向かない人
  • 帯の「どんでん返し」を最大の楽しみにして読む人
  • 主人公に感情移入して、物語にどっぷり没入したい人
  • 派手な展開やスピード感を求める人
パパスタ

どれも、口コミと私の感想からの目安です。合うかどうかは試し読みも参考にしてください。

今村昌弘さんの書評にも、捜査は基本に忠実で、一見すると地味ですらあると書かれています。
派手さを求めると、物足りなく感じるかもしれません。

『失われた貌』が向いている人

向いている人
  • 伏線回収型のミステリが好きな人
  • 王道の警察小説をじっくり読みたい人
  • 人間味のある警察官たちの群像劇が好きな人
  • 謎解きの構築のきれいさを味わいたい人

『失われた貌』は紙・Kindle・Audibleのどれで読む?

読み方は3つあります。
3つの特徴をまとめます。

紙の本

304ページの四六判変型の単行本です。
人物関係を行き来して確認したい人は、紙が読みやすいです。

Kindle(電子書籍)

電子版があります。
無料のお試し版も出ているので、文体が合うかを先に確かめられます。

Kindle Unlimitedについては、Kindle Unlimitedを解約して再契約した理由もまとめています。

Audible(オーディオブック)

2026年5月29日に配信が始まりました。
ナレーターは広瀬竜一さんです。

登場人物の聞き分けが難しいという口コミもあります。
無料体験の条件は、公式ページで最新をご確認ください。

Audibleが続くかどうかは、オーディブルは読書の時間がない人向き?の記事で書いています。

『失われた貌』のよくある質問(FAQ)

『失われた貌』はシリーズものですか?

いいえ。
櫻田さんの「魞沢泉シリーズ」とは別の、ノンシリーズの長編です。
前作を読んでいなくても、問題なく読めます。

『失われた貌』にどんでん返しはありますか?

出版社は「本物の伏線回収とどんでん返し」と紹介しています。
一方で、私は「何のどんでん返しもなく」と感じました。
感じ方が大きく分かれるところです。

活字が苦手でも読めますか?

304ページ、全8章で、日付ごとに区切って読めます。
一気読みできたという口コミもあれば、淡々としていると感じた私のような感想もあります。
私は読了できました。

グロテスクな描写が心配です。

冒頭の死体の状況は、かなり強烈です。
残虐さの描写に触れる口コミもあります。
不安な人は、新潮社の公式サイトにある試し読みで、雰囲気を先に確かめてみてください。

まとめ:『失われた貌』は期待値を整えて読む警察ミステリ

最後に、ポイントをまとめます。

  • 本屋大賞2026は9位、ミステリランキングは3冠の話題作
  • 口コミは、伏線の丁寧さを評価する声と、帯とのギャップを指摘する声に分かれる
  • 私の感想は「ぶっちゃけ普通の刑事小説」
  • 向かない人は、どんでん返しや派手な展開を期待する人

評価が割れる本だからこそ、自分で読んで確かめる価値があります。

ネタバレ考察は次ページで

結末に触れるので、読み終えた人だけ進んでください。

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