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【読書感想】夕木春央「方舟」に対する読書感想と考察【ネタバレなし】

リアルマーダーミステリー

読みましたよ。

夕木春央「方舟」

夕木春央さんの小説「方舟」は、

「週刊文春ミステリーベスト10」&

「MRC大賞2022」堂々ダブル受賞している

ミステリーファンから高い評価を受けている作品です。

実際に私も読破して

いてもたってもいられずブログを書いています。

読み終わって今すぐみなさんにお伝えしたいのは

エピローグのための本

もっと言えば

最後の1行のための304ページ。

もうラストのオチが強烈すぎる。

ってことです。

この記事では、

皆さんに「方舟」の魅力を伝えるために、

読書感想と考察を紹介したいと思います。

物語の展開や

クローズド・サークルミステリーの要素に焦点を当てながら、

作者の筆力やストーリーテリングの巧みさに迫っていきます。

また、作品の舞台や登場人物の造形についても触れながら、

この小説の魅力を存分にお伝えします。

目次

「方舟」の魅力

まさにマーダーミステリーゲーム

まず結論を先にお伝えします。

私自身、小説初心者であり

クローズド・サークルミステリーとか言われても

なにそれ?ってレベルなんですが

そんな初心者が読んでも

ラストのどんでん返しにひりつきました。

この小説は

  • 全てがエピローグのための伏線
  • ラスト1行の衝撃のための304ページ

なんです。

強烈すぎて

読破した後、今もモヤモヤしてます笑

というか、

「方舟」を読み終わった人と

酒を飲みながら考察したい。

その後どうなったのか?と・・・。

推理ものとしては・・・

正直、物語の途中から

犯人はだいたいわかりました。

なので読みながら

パパスタ

初心者向けのミステリー小説ね

って思いながら読んでいました。

最終章もしっかり予想通りで

なるほど、なるほどって感じで

伏線を回収していました。

これでも十分おもしろい!って思える

クローズドミステリーだったんです。

で、

エピローグで

物語のその後を解説されるかと思いきや

全くちが・・・・

これ以上書くとネタバレになるので

やめておきます。


「方舟」

「方舟」のあらすじ

この物語では

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?

を話し合う物語です。

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。

タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

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ようするに

9人が地下に閉じ込められて

タイムリミットまでに

脱出できないと全員がタヒぬという

地下からの脱出ゲームが

はじまった矢先に

謎に殺人事件が起きるんですよ。

小説初心者からしたら

意味不明。

なぜそこで殺人事件が起きんねん!!!

殺してる場合ちゃうやろ!!

って思いました。

しかし

その理由や

背景はすべて回収されます。

そして納得できます。

それがこの物語の恐ろしいところです。

「方舟」の魅力

「方舟」は、犯人探しの過程で

登場人物全員の命がかかる極限ミステリーです。

クローズド・サークルミステリーの要素が巧妙に組み込まれており、

物語内で繰り広げられる事件は、

制約された空間で起きるため、

犯人が誰なのかを推理するのは非常に困難であり、

読者を一層引き込む魅力があります。

作者の筆力とストーリーテリングの巧さが光る

作者の筆力とストーリーテリングの巧みさも、

「方舟」の魅力の一つです。

夕木春央氏は、

緻密な描写と緻密なストーリーラインを巧みに組み合わせることで、

読者を物語の世界に引き込んでいます。

さらに、

ストーリーテリングのテクニックも素晴らしく、

物語の緊迫感や

サスペンスを上手く演出しています。

細かな伏線や意外な展開もあり、

読んでいて飽きることなく、

一気に読み進めたくなりました。

私もエピローグからは

やらないといけないことほったらかしで

ひたすらに読みふけりました。

なんじゃこれは!!!

と言いながら・・・。

「方舟」は読みやすい?

初心者でも大丈夫

「六人の嘘つきな大学生」

読みやすさを★★★★★とすると

「方舟」の読みやすさは

★★★★☆です。

(おもしろさは★★★★★)

普段小説を読まない私のような人間にとって

  • なんで地下施設に入るねん
  • なんでこの状況で殺人事件が起きるねん!
  • 矢崎一家いる!?

という意味不明な話の流れがあり

リアリティを求めようとすればするほど

こういう疑問が出てしまいます。

しかし!!!!

読破後のあなたは

そんな問題じゃねーな。

っていってますよ。

なぜなら

すべてがエピローグのための伏線であり

殺人事件には理由があったからです・・・

しかもその理由が

リアルで怖すぎなんです・・・。

一般的には読みやすい初心者用の小説の部類に入る

オーディオブックで楽しむ

お悩みさん

普段小説読まないから大丈夫かな?

といった不安ありますよね。

小説初心者、

活字苦手な方の

不安を解決するなら

Audible(オーディブル)で楽しむ

という方法を紹介します。

私も「方舟」

オーディオブックで聴き読しました。

出勤時間や寝る前に聴いていました。

ラジオドラマ感覚でストーリーをたのしめます。

特に小説初心者にオススメしたいのが

一度

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まとめ

夕木春央さんの小説「方舟」は、

ミステリーファンから高い評価を受けている作品であり、

その魅力は物語の展開や

クローズド・サークルミステリーの要素、

作者の筆力やストーリーテリングの巧みさ、

舞台や登場人物の造形など、

さまざまな要素によって形作られています。

ただし、私の率直な感想は

最後の1行、エピローグを読んで欲しい!

そこで血の気引くぐらい怖くなるんで。

で、読了されたかたと

お酒を飲みながら一緒に語り合いたいです。

読者は、この作品を通じて緊張感や興奮、

「人間の本質」について考えさせられる要素

を楽しむことができるでしょう。

ぜひ、一度手に取って読んでみてください。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ネタバレあり

ここから先は少しネタバレするので

未読の人は読まないでください。

本書を読んでから、続きを読んでください


私が読破して思ったことは

その後犯人はどうしたのか?

ってこと。

地下に閉じ込められて

1週間以上経過してるので

世間的には

行方不明者の捜索が始まっていると思います。

そこで1人だけ社会に生還したとして

警察からや遺族からは

いや、他の奴らはどうなってん!!!

って追求されまくるでしょう。

犯人は警察や世間にどんな説明をしたのか?

どうやって社会にもどっていったのか?

夕木さん、X(Twitter)でいいから

その後のストーリーを書いてください。

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