先日、Xで仲の良いフォロワーさんたちと、
Zebraheadについて語り合いました。
めちゃくちゃ楽しくてZebrahead聴き返しました。
私は、買えるアルバムを全部持っています。
そんな私が選んだのは、MFZB、Broadcast to the World、Call Your Friendsの3枚。
パパスタ最後に、私にとって原点の1枚も紹介します。
Zebraheadの入口に迷っている方は、ぜひ読んでみてください。
【名盤1】MFZB(2003年)…ラップロックの衝撃
【名盤2】Broadcast to the World(2006年)…ポップパンクの王道
【名盤3】Call Your Friends(2013年)…ギタリスト交代で生まれたロック感
【番外編】Playmate of the Year(2000年)…私の原点、最初の1枚
Zebraheadってどんなバンド? まずは30秒で解説
Zebraheadは、1996年にアメリカのカリフォルニア州で生まれたバンドです。
メロディを歌う人と、ラップをする人が並び立ちます。
ラップ担当のAli Tabatabaeeは、結成当初からずっといます。
Zebraheadにとって1番大切なことですね。
歌う側は、Justin Mauriello、Matty Lewis、Adrian Estrellaと、ここまで3人変わっています。
2004年にJustinが脱退し、Mattyが加入しました。
2013年には、ギタリストがGreg BergdorfからDan Palmerに交代。
2021年にはMattyが抜けて、Adrianが加わっています。
メンバー交代の年表(Wikipediaをもとに作成)
くわしい歴史は、Zebraheadのバンドページ(Wikipedia)でも読めます。
パパスタメンバーが変わるたびに、音が変わる。この変化が、今回の3選のテーマです。
でも、根っこの「Zebraheadらしさ」は変わらない。
それは多分アリのおかげですね。
【名盤1】MFZB 感想|ラップロックの衝撃を叩きつけた最高傑作
MFZBの基本情報と、世間の評価
『MFZB』は、2003年にリリースされたアルバムです。
Zebraheadを語るなら、欠かせない大定番にして名盤。
日本のオリコンで9位に入り、
バンド初のゴールド認定も取りました。
ファンの中でも「最高傑作」と呼ぶ声があります。
発売:2003年(日本盤9月10日、国際盤10月21日)/Columbia Records
日本オリコン:9位、バンド初のゴールド認定
Discogs:5点満点で平均4.1(20件)
アメリカ盤CDは、最初の1,000枚が赤・黄・緑・青の4色。のちの盤は青が公式の色
初期のZebraheadは、ポップパンクよりラップロックだった
Zebraheadというと、ポップパンクの印象が先行しがちです。
でも、初期は事情がちがいます。
後年のポップパンク路線と比べると、ラップロック色が極めて強いバンドでした。
『MFZB』を聴くと、それがはっきりわかります。
当時のメインボーカルは、Justin。
独特な声も手伝って、アルバム全体にシリアスでダークな空気が流れています。
この空気が、ラップロックとの相性にぴったり。
パパスタちなみに、ラップの量だけで比べるなら、原点の『Playmate of the Year』のほうが濃いという見方もあります。
『MFZB』は、ラップロックの熱さを持ったまま、曲がぐっとシリアスに引き締まった1枚です。
『Into You』と『Over the Edge』が良すぎる
アルバムの8曲目が『Into You』。
圧倒的な名曲です。
ただ、偽らざる本音を言うと、
私が最も愛聴しているのは2曲目の『Over the Edge』です。
重厚なギターリフと疾走感、そして感情を叩きつけるようなボーカル。
この曲を聴くたびに、私はアドレナリンが沸騰するのを止められません。
『Waste of MFZB』を選ばなかった理由
実はは、MFZBの発売直後にリリースされた『Waste of MFZB』を選ぶかどうかも、非常に迷いました。
2004年に日本限定で出た作品で、『MFZB』のレコーディングで生まれた未発表曲が中心です。
だから、血脈をそのまま濃く受け継いでいます。
しかも、正統進化したような洗練されたかっこよさがあります。
『Into You』という名曲が入っているから。
これが、いちばんの理由です。
【名盤2】Broadcast to the World 評価
ポップパンクの王道を切り拓いた1枚
ボーカル交代が、ここまで曲を変える
『Broadcast to the World』は、2006年のアルバム。
ボーカルがJustinからMattyに交代して、初めて出た作品です。
発売:2006年
日本オリコン:10位、ゴールド認定
タワーレコードの2006年の年間売上:全ジャンルで12位、ポップ/ロックで9位
Discogs:5点満点で平均4.37(59件)、持っている人は1,000人以上
バンドでボーカルが変わるというのは
バンドそのものが変わるといっても過言ではありません。
しかし
私の第一印象は、よくここまで違和感のないボーカルを探してきたなあ!
というものです。
と、同時に
「バンドのボーカルが変わると、ここまで曲全体に影響するのか」
私は、この作品で痛感しました。
ここからZebraheadは、一気に王道のポップパンクへ舵を切った印象です。
あえて厳しい言い方をすると、以前とは「別のバンド」になったようにも感じました。
パパスタでも、悪い意味だけではありません。
新しい体制ならではの持ち味が、間違いなくありました。
「Aメロ・Bメロはラウド、サビでポップが開花」の元祖
いまでは広く知られている、Zebraheadの曲パターンがあります。
Aメロ、Bメロでラウドに攻めて、サビで一気にポップなメロディが開く。
私は、このパターンを確立したパイオニア的な作品が『Broadcast to the World』だと解釈しています。
海外のレビューでも、評価は高めです。
大手音楽サイトAllMusicのレビュアーは「solid melodic hooks」、
つまりしっかりしたメロディの引っかかりを評価し、おすすめしています。
別のレビューでは、MFZBの堅実な続編という声もありました。
3曲目『Anthem』は、ポップパンクの完全なお手本
3曲目の『Anthem』。
曲名のとおり、時代を問わず歌い継がれる、ポップパンクのアンセム(賛歌)です。
海外のブログでは、「2000年代のポップパンクでも屈指のサビ」と絶賛されていました。
約20年前の曲なのに、いま聴いてもまったく色あせません。
無条件に、テンションが上がります。
捨て曲なしの完全な名盤
結論として、『Broadcast to the World』は、捨て曲なしの完全な名盤です。
多彩な曲調が入っているのに、全編に「Zebraheadらしさ」が満載。
疾走感はしっかりキープ。
テンポを落としたゆったりした曲も、クオリティがとても高いです。
パパスタちなみに、Mattyはスローな曲での声の幅が前任より狭い、という海外レビューもあります。
また、後半のほうが前半より弱い、という意見も見かけました。
でもこれは、あくまで個人の好みの話です。
私は、スローな曲まで含めて好きです。
5曲目『Back to Normal』と、6曲目への奇跡のつなぎ
私がこのアルバムで最も好きな曲は、
5曲目の『Back to Normal』です。
Zebraheadの全曲でも、間違いなくトップ3に入ります。
私自身の結婚式でも使いました。
人生に深く刻まれた、大切な1曲です。
海外のレビューでは、レゲエっぽい雰囲気のスローな曲として、
アルバムの流れに変化をつける1曲、と紹介されています。
『Back to Normal』の余韻が終わった直後に、6曲目『Postcards From Hell』のギターリフが流れ出します。
この曲間とイントロのつなぎに、思わず唸る高揚感があります。
ぜひ、通しで聴いてみてください。
振り返ると、私がこれまでの人生でいちばんくり返し聴いたZebraheadのアルバムは、『Broadcast to the World』かもしれません。
【名盤3】Call Your Friends 感想
ギタリスト交代で生まれた西海岸系強化
ギターリフ主導の曲が、一気に増えた
『Call Your Friends』は、2013年のアルバムです。
日本のオリコンでは16位。
オーストラリアの音楽メディアでは、5点満点で4点がついています。
聴いていると、ギターリフ主導の曲が増えたことに気づきます。
「ただ明るくてポップ」に加えて、
「純粋なロックバンドとしてのかっこよさ」が一気に増えた印象です。
なぜここまで変わったのか、調べてみました。
ギタリストが、GregからDanに交代していたんです。
ギタリストの変更は、ボーカルの交代と同じくらい、
あるいはそれ以上に、バンドの音を揺るがす大事件です。
私も最初は、「本当にこのギターの人、大丈夫なのか?」と不安でした。
1曲目『Sirens』で、不安は吹き飛んだ
でも、1曲目の『Sirens』で、不安は完全に消えました。
あまりにかっこよくて、度肝を抜かれたんです。
パパスタ実は、Zebraheadの全曲で私がいちばん好きな曲が、この『Sirens』です。
ギターリフの組み立て。
メロディの美しさ。
息を呑む曲の展開。
どこを取っても、非の打ち所がない完璧な1曲です。
世間の反応も、同じ方向でした。
イギリスのレビューサイトでも、Sirensには「すぐに反応した」と書かれています。
日本のブログでは、「Zebrahead節炸裂のキラーチューン」と呼ばれています。
メタル由来のリフと、ツインギターの厚み
Danがもたらしたのは、メタル由来の重いギターリフ。
そして、ツインギター編成による「重さ」と「厚み」です。
ポップパンクのキャッチーなメロディは、そのまま。
そこに重さが加わって、同じジャンルのほかのバンドとは一線を画す「Zebraheadならではの個性」が、さらに強くなりました。
結果として、世の中にあふれるありふれたポップパンクとは、はっきり差がつきました。
ちなみに、全体の評価は少し割れています。
イギリスのレビューには、14曲は多くて、中盤からは埋め草っぽくなるという声もあります。
そういう意見もあるけれど、これも好みの問題です。
私は、通して楽しく聴けました。
メンバーの入れ替えを、新しい武器に変えるバンド
メンバー交代のピンチを、ただのマイナスにしない点。
新メンバーの特性を、そのたびに「バンドの新しい武器」へ変えてしまいます。
これほどたくましく、しなやかに進化するバンドは、めずらしいです。
番外編|Zebrahead最初の1枚は『Playmate of the Year』
3枚を紹介してきましたが、絶対に忘れてはいけない1枚があります。
私にとっての原点、『Playmate of the Year』です。
発売:2000年
アメリカのビルボード200で127位
日本のオリコンで20位
再生回数は、『Broadcast to the World』に次いで2番目
そして、私とZebraheadが初めて出会った、運命の1枚です。
当時の私は、ハイスタや98年のAIR JAMのバンド、
いわゆるメロディック・ハードコア(メロコア)しか聴いていませんでした。
そんな私に、ラップとロックが完璧に混ざった音は、衝撃でした。
ラップロックの本質的なかっこよさに、初めて気づかせてくれたんです。
日本のブログでも、ドライブやパーティにぴったりのミクスチャーロックとして紹介されています。
パパスタこれからZebraheadを聴いてみようという方に、「ひとまず最初の1枚」を勧めるなら、私は迷わずこのアルバムを出します。
Zebraheadというバンドの真髄が、すべて1枚に詰まっているからです。
ハイスタつながりでは、Screaming Newborn Baby感想の全曲レビューも書いています。
Zebraheadのカバーも、じつは楽しい
ちなみに、Zebraheadはカバーもよくやっています。
カバーアルバムも出しています。
好き嫌いは分かれますが、私はけっこう好きです。
『Brain Invaders』の日本盤には、おまけで、E-girlsの『Follow Me』を日本語でカバーした曲が入っています。
E-girlsの原曲は、2012年にリリースされた1曲です。
個人的には、原曲のちょうど123倍かっこよくなっています。
Zebraheadおすすめアルバムのまとめ|4枚が教えてくれること
最後に、4枚の意味を表にまとめます。
| アルバム | 年 | 私の1曲 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| Playmate of the Year | 2000年 | — | 原点にして真髄 |
| MFZB | 2003年 | Over the Edge | ラップロックの衝撃 |
| Broadcast to the World | 2006年 | Back to Normal | ポップパンクの王道 |
| Call Your Friends | 2013年 | Sirens | ポップパンクの進化系 |
『Playmate of the Year』は、私をラップロックの世界へ引きずり込んだ「原点にして真髄」。
『MFZB』は、当時のシーンに打ち込んだ「ラップロックの衝撃」。
『Broadcast to the World』は、新しいボーカルと切り拓いた「ポップパンクの王道」。
『Call Your Friends』は、ヘヴィな要素を取り入れて、ジャンルの枠を超えた「ポップパンクの進化系」。
すべて同じ「Zebrahead」の作品なのに、メンバーの変化に合わせて、音楽性がここまで大きく変わっています。
けれど、どれだけサウンドが変わっても、根底には「Zebraheadらしさ」が脈打っています。
どの時代を切り取っても、アイデンティティが失われていません。
この絶妙なバランス感覚と進化の過程こそが、Zebraheadを追い続ける最大のおもしろさだと、私は確信しています。
Zebraheadを聴くなら|Amazon Musicで探してみよう
気になった1枚があれば、Amazon Musicでアルバム名を検索して、聴いてみてください。
歌詞を見ながら聴くと、ラップ部分の熱さがもっと伝わります。


Zebraheadのアルバムでよくある質問
- Zebraheadは、どのアルバムから聴けばいいですか?
-
私なら『Playmate of the Year』を最初の1枚に勧めます。
ラップとロックが混ざった、Zebraheadらしさが詰まっているからです。
日本のブログでも、入門向きの1枚として紹介されています。
- Zebraheadのボーカルは、誰から誰に変わりましたか?
-
2004年にJustinが脱退して、Mattyが加入しました。
2021年にはMattyが抜けて、Adrianが加わっています。
ラップ担当のAli Tabatabaeeは、結成当初からいます。
- Zebraheadの最高傑作は、どのアルバムですか?
-
意見が分かれます。
日本のブログには、『MFZB』を最高傑作とする声があります。
私が最もくり返し聴いたのは、『Broadcast to the World』です。
- Zebraheadがラップロック色の強かったのは、いつの時代ですか?
-
初期です。
私は『Playmate of the Year』と『MFZB』で、それを強く感じました。
後年のポップパンク路線と比べると、はっきり違います。
- ZebraheadがE-girlsの曲をカバーしているのは本当ですか?
-
本当です。
『Brain Invaders』の日本盤に、日本語でカバーした『Follow Me』が入っています。
パパスタどのアルバムも、同じZebraheadです。
あなたの「最初の1枚」は、どれになりましたか?
Xで、ぜひ教えてください。
参考にしたページ
- Zebrahead(Wikipedia)
- MFZB(Wikipedia)
- Broadcast to the World(Wikipedia)
- Call Your Friends(Wikipedia)
- Playmate of the Year(Wikipedia)
- Waste of MFZB(Wikipedia)
- Zebrahead discography(Wikipedia)
- MFZB(Discogs)
- Broadcast To The World(Discogs)
- Broadcast to the World(AllMusic)
- Zebraheadが日本語カバーしたE-girls「Follow Me」(音楽ナタリー)
確認日:2026年10月5日
