送付日: 令和7年○月○日
宛先: 京都マラソン実行委員会事務局 御中
件名: 京都マラソン2026 一般エントリー延長に関する説明を求める質問状
前文
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
私は京都マラソン2026にエントリーした一般参加希望者です。
本大会については、2025年に初めて参加させていただき、
素晴らしい運営と温かいおもてなしに深く感動し、翌年の参加を強く希望しておりました。
そのため、2025年7月17日のエントリー開始初日に、規定通りに申し込みを完了いたしました。
しかしながら、今回のエントリー延長措置とその後の抽選結果について、多くの疑問と懸念を抱いております。
また、SNS等を拝見する限り、同様の疑問を持つランナーが多数存在することも確認しております。
つきましては、本大会の透明性と公平性を確保するため、以下の質問にご回答いただきたく、本状をお送りいたします。
敬具
質問事
【質問1】エントリー期間延長の判断根拠について
質問内容:
当初のエントリー期間(令和7年9月1日まで)を、9月22日まで延長された判断の根拠をご説明ください。
質問の背景:
一般的に、マラソン大会においてエントリー期間を延長する理由は、以下のいずれかに該当すると理解しております。
- 定員に対して応募者数が不足していた場合
- システムトラブル等により、エントリーができない期間があった場合
- 大会の認知度向上や参加機会拡大のための戦略的判断
しかしながら、公式サイトおよび関連媒体において、延長の理由について一切の説明が見当たりません。
具体的にお答えいただきたい点:
- 延長を決定した具体的な理由は何でしょうか
- 延長の決定は、いつ、どのような検討プロセスを経て行われたのでしょうか
- 延長の判断において考慮された要素(定員充足率、外国人枠の状況、協賛企業との関係等)をお示しください
【質問2】延長理由の非公開について
質問内容:
エントリー期間延長という、応募者全員に影響を与える重要な判断について、なぜ公式な説明が行われていないのでしょうか。
質問の背景:
今回の延長措置により、最終的な応募総数は37,587人、倍率は約2.7倍となりました。
この倍率は、延長がなければ大きく異なっていた可能性があります。
特に、当初のエントリー期間を守って初日に申し込んだ参加希望者にとって、延長後に応募者数が増加した結果、当選確率が低下したことは事実です。
このような重大な影響があるにもかかわらず、運営側から理由の説明がないことは、以下の点で問題があると考えます。
- 説明責任の観点
37,587人もの応募者に影響を与える判断について、運営組織として説明する責任があるのではないでしょうか - 透明性の観点
公的な要素を含む大規模イベントにおいて、運営判断の透明性は参加者の信頼を得るために不可欠ではないでしょうか - 公平性の観点
当初の期間を守った応募者と、延長後の応募者の間で、情報の非対称性が生じているのではないでしょうか
具体的にお答えいただきたい点:
- 延長理由を公開しなかった判断の根拠は何でしょうか
- 今後、延長理由を公式に説明される予定はあるのでしょうか
- 応募者への説明責任について、運営委員会としてどのようにお考えでしょうか
【質問3】延長前の応募者数の開示について
質問内容:
一般エントリー申込(延長前)、すなわち令和7年9月1日までの申し込み者数を開示していただけないでしょうか。
質問の背景:
この数字は、以下の重要な判断材料となります。
- 延長の必要性の検証
- もし9月1日時点で既に定員(16,000人)を大きく超える応募があったなら、延長の必要性に疑問が生じます
- もし定員に達していなかったなら、延長は合理的判断として理解できます
- 公平性の検証
- 延長前の応募者数と、延長後の追加応募者数の割合により、当初の期間を守った応募者への影響度を定量的に把握できます
- 運営判断の透明性
- 具体的な数字を開示することで、延長判断が適切であったかどうかを、応募者自身が客観的に判断できます
他大会の事例:
例えば東京マラソン等の大規模マラソンでは、エントリー状況について段階的に情報を公開するケースもあります。これは参加希望者への誠実な対応として評価されています。
具体的にお答えいただきたい点:
- 令和7年9月1日時点での一般エントリー申込者数をご開示いただけないでしょうか
- もし開示できない場合、その理由をご説明いただけないでしょうか
- 今後、エントリー状況について段階的に情報公開を行う予定はあるのでしょうか
補足質問
上記の主要な質問に加えまして、以下の点についてもお答えいただければ幸いです。
【補足質問1】外国人枠との関係について
外国人枠は定員4,000人に対して応募2,386人で全員当選となっております。一方、一般枠は倍率2.7倍でした。
エントリー延長は、外国人枠の充足率を上げるための措置だったのでしょうか。
もしそうであれば、なぜ一般枠まで延長する必要があったのでしょうか。
【補足質問2】任天堂マリオ協賛との関連について
エントリー延長は、任天堂スーパーマリオとの協賛発表の直後に行われております。
協賛による注目度向上を受けて、応募者数・倍率を増やすための戦略的な延長だったのでしょうか。
もしそうであれば、その旨を明示すべきではなかったでしょうか。
【補足質問3】今後の改善について
今回の件を受けて、以下のような制度改善を検討される予定はあるのでしょうか。
- エントリー延長を行う際の、事前・事後の説明ルールの整備
- 当初のエントリー期間を守った応募者への優遇措置(例:初回エントリー者の優先抽選等)
- 辞退者が出た場合の追加抽選制度の導入
- 外国人枠と一般枠の柔軟な調整(余剰枠の他枠への振り分け等)
回答のお願い
回答期限
本質問状の送付日から2週間以内にご回答いただきますようお願い申し上げます。
期限までにご回答が難しい場合は、その旨と回答予定時期をお知らせいただければ幸いです。
結びに
私は京都マラソンを心から愛しております。
今年の大会では、運営の皆様の多大なご尽力により、素晴らしい体験をさせていただきました。
だからこそ、今回の件については残念な思いを抱いており、
今後の大会がより公平で透明性の高いものになることを強く願っております。
本質問状は、運営を非難する目的ではなく、大会の改善と発展を願ってお送りするものです。
誠実なご回答をいただけますよう、心よりお願い申し上げます。
なお、本質問状の内容および貴委員会からのご回答につきましては、
今後の参考のため、個人のブログやSNS等で公開させていただく可能性がございます。
あらかじめご了承ください。
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