MENU
VLOGはじめました!【週末ルーティン】発信中!

【読書感想】染井 為人 著 『正体』映像化話題作を読む:感想と考察【ネタバレ】

警察と検察は本当にダメだ

読みましたよ。

染井 為人 著『正体』

染井為人氏の小説『正体』は、

「埼玉一家惨殺事件の未成年死刑囚が脱獄する」という

衝撃的な出来事を描いた作品であります。

2020年1月に光文社より出版された本作は、

社会問題を取り扱いながらも

鮮烈なストーリーテリング

多くの読者を引きつけました。

本書では

脱獄した少年死刑囚の姿や

その後の展開が詳細に描かれており、

作者の筆致からは

人間の複雑さや営みが透き通るように表現されています。

読み終わって

今すぐみなさんにお伝えしたいのは

めちゃくちゃ切ない話だった。そして警察嫌い!!

です。

皆さんに「正体」の魅力を伝えるために、

読書感想と考察を紹介したいと思います。

目次

「正体」の魅力

サスペンス&人間ドラマ

この作品は、少年死刑囚の脱獄後の姿を克明に描いており、

悲劇と「理由」が入り混じるストーリー展開が特徴です。

工事現場や宿泊施設、

新興宗教の説教会、

グループホームなど

様々な場所での逃亡生活を追いかけ、

主人公の目的に迫る物語となっています。

しかし主人公目線は

そのシーンで変わります。

主要な登場人物たちの内面世界や

心情を繊細かつ緻密に描写しており、

読者は登場人物たちと共感し、

彼らの葛藤や決断に胸を打たれることでしょう。

事件の真相は?

『正体』の根幹に流れるのは、

懺悔か?復讐か?といったテーマであり、

事件の真相や登場人物の過去が重層的に描かれています。

一方で、脱獄した少年死刑囚と

事件唯一の生存者という二人の対峙や

絆も見どころのひとつです。

作中に描かれる人間関係や心理戦が

読み手を引き込み続けます。

染井為人氏の筆力にやられる

また、染井為人氏が描く文章は

非常に緻密でありながらも読みやすく、

一度手に取ったら離したくなくなる魅力があります。

彼の文章からは

深い洞察力と豊かな想像力が伝わり、

作中世界にどっぷりと浸ることができます。


「正体」の魅力

主人公の葛藤と人間模様

死刑囚の逃亡生活:488日の波乱の日々

『正体』では、死刑囚が逃亡し、

488日間逃亡生活を送る様子が描かれます。

この波乱の日々の中で、

潜伏生活をするなかで

主人公は様々な葛藤や困難に直面し、

自らの運命と向き合う姿が余すことなく描かれます。

交わる人々との関係:対峙する人の変化と内面の葛藤

作品では、主人公が逃亡中に出会う様々な人々との関係が描かれています。

これらの出会いや交流を通じて、

主人公のキャラクターに魅了され

出会う人たちの内面や心情の変化がおとずれます。

どの話も人間模様が丁寧に描かれていて素敵だと思いました。

作品の世界観と社会的洞察

社会の暗部に迫る独特の世界観

『正体』では、逃亡の日々が様々な舞台で描かれます。

オリンピックの工事現場

から新興宗教施設まで、

異なる場所での逃亡劇がスリリングに展開されます。

主人公の逃亡生活を通じて、

社会の暗部

人間の複雑な心情に深く迫る

独特の世界観が描かれています。

作者の鋭い洞察力と物語の展開から、

読者は社会的な問題や人間関係について考えさせられることでしょう。

パパスタ

社会問題や人間の思想について考えました

人気により映像化

Amazon

小説『正体』は、

2022年にWOWOWの連続ドラマWとして

亀梨和也主演・中田秀夫監督との再タッグ

実写ドラマ化されました。

私はドラマは見ていませんが

原作小説の魅力をどのように映像化し、

新たな視覚的要素や演出で

どのような世界を表現するのか?

ちょっと気になりますね。


「正体」は読みやすい?

初心者でも大丈夫

「六人の嘘つきな大学生」

読みやすさを★★★★★とすると

「正体」の読みやすさは

★★★☆☆です。

(おもしろさは★★★★☆)

普段小説を読まない私のような人間にとっては

場面ごとに登場人物が変わる

というのは

ひとつハードルとなります。

ようやくこの場面の登場人物のことがわかって

感情移入した時に

次の潜伏先の話になるからです。

ただし、

これは完全に小説初心者だからこそのハードルであり

実際のAmazonレビューでは

読みやすい!

一気に読めた!!

という声がほとんどです。

オーディオブックで楽しむ

お悩みさん

普段小説読まないから大丈夫かな?

といった不安ありますよね。

小説初心者、

活字苦手な方の

不安を解決するなら

Audible(オーディブル)で楽しむ

という方法を紹介します。

私も「正体」

オーディオブックで聴き読しました。

出勤時間や寝る前に聴いていました。

ラジオドラマ感覚でストーリーをたのしめます。

特に小説初心者にオススメしたいのが

一度

Amazon
あわせて読みたい
【2023年版】Audibleの魅力とメリットを徹底解説!読書が苦手でも楽しめる聴くだけの本 読書が苦手で、本を読む時間を作るのが難しい という悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。 本を読むことで知識やストーリーを楽しめることはわかっているけれど...

まとめ

染井為人の作品『正体』は緊迫感あふれるストーリーと

主人公や登場人物の葛藤、

作品の世界観と社会的洞察、

映像化による期待と注目

これらすべてが見事に織り交ぜられた作品を楽しむ一助となります。

ご興味のある方は、

ぜひオリジナルの小説とドラマを比較し、

作品の魅力をより深く探ってみてください。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

👇ポチッと応援いただけるとブログ更新の励みなります!!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次