FC町田ゼルビアの
FW藤尾翔太選手が、
PKを蹴る前に
ボールを水で濡らす行為が
話題になっています。
この戦術は、
Jリーグファンの間で
大きな議論を呼んでいます。
他クラブのサポーターから
多くの批判的な意見がある一方で、
サッカーファンからは
ルールの範囲内での戦術だ
という見方もあります。
今回は、
この藤尾選手の行動について
私の見解をお伝えします。
町田ゼルビア藤尾選手のPK戦術に物申す!って批判は的外れ?
文句を言いたいなら勝てばいいだけの話
藤尾選手のPK戦術の実態
まず、
藤尾選手がPKの前に
ボールを濡らす行為の
詳細ですが
この戦術は、
PKを蹴る直前に
ボールに水をかけるという
シンプルなものです。
しかし、
この行動が
Jリーグの他チームサポーターから
大きな批判をあびています。
主審がボール変更を指示した件
2024年8月17日の磐田戦
では
藤尾選手がPKの前に
ボールに水をかけた際に
主審が濡れたボールを
乾いたものと交換しました。
この出来事が、
さらに「水掛け論」議論を
加熱させることになったのです。
ルール上の問題点は?
PK前にボールに水をかけることは反則ではない
藤尾選手の行為は、
サッカーのルール上
問題があるのでしょうか?
結論から言えば、
現行のルールでは明確な違反・反則には当たりません。
サッカーの競技規則には、
PKの際のボールの状態について
具体的な規定がありません。
つまり、選手が
意図的にボールを濡らすことが
禁止されているわけではないのです。
「サッカー競技規則2023/24」によると、PKに関する規定にはボールの状態についての言及がありません
ただし、
主審には試合をコントロールする広範な権限が与えられています。
今回の磐田戦では、
主審が「何かを判断して」ボールを交換しました。
JFAは見解を出すべき
主審が「何かを判断して」ボールを交換したこと
これについては
JFLは見解を出すべきです。
なぜなら主審は
「ルール上は問題ないのだが」と言いながら
ボールを交換したからです。
ルールにはないけれども
レフェリーが対応したということは
主審は
非紳士的行為と判断したのだろうと思いますが
具体的なボール交換指示についての
見解説明はありません。
つまり
ルール上、
問題のない行為を
反則でもないのに
審判はボール交換を指示したので
経緯の説明は必要です。
これは
ボールに水をかける行為の良し悪しの話ではなく
あくまで試合を裁く審判として
主観的判断をしたことになるため
経緯の説明は必要です。
ようするに
主審は「藤尾は水をかける」
それは「良くないこと」と
判断したのかもしれません。
しかし問題なのは
主観で「良くないこと」と判断したのであれば
主審によって判断基準が変わるということです。
今回のシチュエーションでは
ルール上は問題はないが
主審の主観によって
ボール変更されました。
主審によって判断基準が異るというのは
今後の判定基準が異なるということと同じです。
くわえていうと
審判への信頼、信ぴょう性がなくなります。
これがJリーグにとって一番よくないです。
こういうことが罷り通るのは
審判を聖人として崇め奉る日本サッカー界としてよくありません。
そしてJリーグや
日本サッカー協会(JFA)も、
この行為について
見解を明らかにしたほうがいいと思います。
せっかくなので
「水掛け論」について
公式議論して、
どう考えたかという点も明らかにしてほしいところです。
ルール上は問題ないので、主審によっての判断基準が異なる前例はダメ
次ページでは
水掛け行為について
私の見解をお話しします。