「あたりまえの事をあたりまえに努力する」
染谷昌利さん著 『ブログ飯』を読み終えましたので
自分のためにも要約してまとめました。
結論
ブログの収入で奥さん、子、猫1匹を養っておられるプロブロガー染谷昌利さんが
ブログで生活ができるまでの過程をつづられた本です。
合間にワークと称して初心者、中級者、上級者が具体的に起こすべき行動が記されています。
ただし『〇〇をすれば食えるようになる!』という答えが書かれているわけではなく
あくまで考え方や姿勢の話です。(それが良かった)
考え方
書くテーマ
『何を書くか』についてです。
最低30記事は書けるテーマにするべき。
となるとほとんどの人は『自分にはそんな知識が無いからムリ』って思います。(僕もそうでした)
ただそれって探していないだけなんですよね。
これまでの人生で楽しかったことか熱中したことなんでもイイんです。
自分にとっては当たり前の知識も
他人が見たら有益な情報かも知れません。
なんのために書くのか
書く理由、目的は割となんとでもなります。
ブログは始めるのが簡単な分、続けるのに『覚悟』が必要です。
『覚悟』を持つためには『目的』が必要になります。
自分の好きなことを掘り起こし、知識経験をブログに反映させる
誰に伝えるか
まずは『なぜ自分が書くのか』ということを意識し、何か一つだけでも自分らしさをブログの中に込めましょう。
誰に読んでもらいたいか?誰に向けて書くのか?ということを考えるのは重要。
人は多種多様の考え方を持っており『誰に向けて書くか』を意識するだけで表現方法が変わる。
最初は友達や家族に向けて書く
自分の書きたいことを書かない
現代は情報に溢れています。『つまらない』『役に立たない』ブログに人は集まりません。
読者の時間のムダになるので。
読者が求めているのは・・・
読者自身のためになる知識、情報、おもしろい話です。
読者はブログを書いている人のことには全く興味ありません。
『飯が食えるブログ』を作るには『自分好き』ではダメ
ブログ運営のコツ
- わかりやすい文章を書く(専門用語は使わない)
- 最初の1ヶ月はアクセス数を見ない
- ネタは見つけ出すもの
わかりやすい文章を書く
本書では『小学5年生が見てわかる文章をかく』と書いてあり、
なるほどと思いました。
専門用語やむずかしい言葉って読み手からすると
読みにくくてめんどくさい時がありますよね。
文章力を向上させる秘訣は『おもいやり』
できるだけわかりやすい文章をこころがける と本書では書かれています。

最近ではあえて漢字を使わないとか言い回しをかえて
読みやすい文章をこころがけています。
最初の1ヶ月はアクセス数を見ない
ブログ開始から1ヶ月はアクセス数を見ない。理由は心が折れるからです。
僕も経験がありますがブログ開始当初は誰も見てくれません。当たり前ですが。
『つまらない』とか『結果が出ない』とかいうタイミングが圧倒的に早すぎる人が多すぎると
筆者はいいます。
ブログを書くのは普通の行為であり、続けることによって『異常』になる。
異常値(他人とは違う)になってはじめて結果がでる。ということです。
最低でも3ヶ月間は歯を食いしばって『継続する』こと。
筆者は結果を出すまで6年かかっている
ブログ運営を続ける人
1年間 50%
2年間 20%
3年間 10%
毎回新しいメンバーに入れ替わっているだけで勝手に周りがいなくなる。
結果が出ないからと諦めるのではなく続けること。
ライバルは勝手に減っていく
ネタは見つけ出すもの
僕も苦労しているのが『ネタさがし』です。
今のところ毎日更新をしているので毎日のネタを見つけて深堀りしていく作業は大変です。
筆者がネタ探しに提案しているのは『他人の気持ちになってみる』というものでした。
日常生活でいろいろな人と関わるシチュエーションがあります。
自分目線でみた考えだけでなく相手の思考を想像します。
そうすると1つの事象でも2つの見解ができ、ふだんとは違う考え方ができるというものです。
SEOは気にしなくていい
今の僕に一番ささった内容です。
SEOとは検索エンジン最適化のこと。単語で検索した場合に自分のブログを上位に表示させるような工夫のことです
検索エンジン相手に、プログラムの素人であり凡人が勝てるわけがありません。
検索のアルゴリズム(アップデート)が変わればそれまでのSEO対策積み重ねはすべてムダになります。
SEOを気にして小手先のテクニックで中身の薄いブログを書くよりも
優先すべきは記事の本数、内容です。
有益な情報が乗っているブログはいろいろな場所でシェアされて自動的にリンクも増えます。
その結果、検索エンジンでも優良ブログとして表示順位は向上します。
検索エンジンのキーワードに片思いするのではなく
読んでくれる人に向き合って記事を書きましょう。
記事を読むのはGoogle先生ではなく、人間です。
まとめ
インターネット上では人と同じことをするということは無価値です。人は自分との違いや差に興味を示すものです。
あとがきに書いてあった筆者のメッセージは強烈でした。
本書にはテクニックや『稼げる方法』は書かれていません。
精神論だなとおもうところが多々ありますが
ブログを運営し、
ブログで収益を得るための心構えや考え方が
経験を元に書かれています。
筆者の事実に基づいた話なのでリアルです。
ブログだけじゃなくて自己発信をされるかたは全員読んだ方がいいですね。
(個人的には今後は自己発信の時代になると思っています。全員が発信していく時代)
嫌なことから逃げないくせに、やりたいことと正面から向き合わない
お金が貯まったら・・・時間ができたら・・・などの理由でやりたいことができない人が多い。
あての無い未来のために今を犠牲にするのはダメ。
また過去を振り返ってばかりではなく今、この瞬間を一生懸命に過ごすから
素敵な未来に繋がる。と、筆者は言うてます。
最近読んだ本には『今この瞬間を一生懸命生きる』という主旨が書かれていることが多いです。
結局この本の主旨は『努力と姿勢』が大切ということです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!