こんにちは!
毎朝5時から『読むだけで少し人生の生産性を上げるブログ』を書いているサラリーマンブロガー、パパスタ@papasta7と言います。
・一生懸命サラリーマンをがんばっているのに生活が楽にならない
・給料がぜんぜん増えないのに物価がどんどんあがっている
・貯金が貯まらない
なんてお悩みをお持ちではありませんか?
ぼくも現在サラリーマンとして働いてますが同じような悩みを抱えています……
そんなお悩み解決するために今回はやまもとりゅうけん著【貧乏サラリーマン、金持ちフリーランス】という本を読みましたので内容をシェアします。
この本はひとことで言うと「忙しく働いているのに損し続けるサラリーマン」を「金持ち思考」へと転換させる本です。
実際に筆者はサラリーマンとして心身ともに細切れになるまで働いていたのに生活は楽にならず
とある気づきからフリーランスとして転身し、一気に金持ちになったという経験をしています。
この記事では本の中から
- サラリーマンが損する理由
- フリーランスになることは怖くない
という事実についてギュッと要約して解説します。
記事を読み終えると俯瞰的(ふかんてき)に今の現状を見つめ直すことができ、現状を変化させることができますよ!
やまもとりゅうけん氏は、手取り17万円、借金400万円の貧乏サラリーマンからフリーランスに転身することで億万長者になったインフルエンサー。
オンラインサロン「人生逃げ切りサロン」を登録者5,500人超まで拡大。
その後、オンラインサロンメンバーでコンサル事業「ワンダフルライフ」を立ち上げWeb制作、IT委託開発を行う。
YouTubeチャンネル登録者数は約10万人。
サラリーマンをやっている限り貧乏になっていく理由
先に結論をお伝えします。
サラリーマンが貧乏になっていく理由は「他の使えないサラリーマンの分も働かされているから』です。
本記事を読んでいただいているみなさんはおそらくマジメに働いて会社に貢献している「中堅サラリーマン」だと思います。
実はマジメに働く「中堅サラリーマン」こそ、いちばん貧乏になっていくと筆者は警鐘を鳴らしています。
具体的に解説します。
常識を捨てよう
まずは世の中の仕組みをおさえておきましょう。
(まちがった常識を捨てましょう)
資本主義とはお金がすべてです。(資本=お金)
しかし日本では「お金がすべてじゃない!」という考えかたが常識となっていますよね。
「お金を持っていなくてもやりがいを持っている」的な感覚です。
逆に中国では『お金を稼げない奴は恥ずかしい』という意識があります。
たとえば日本ではお金を稼いでる人に対して
『拝金主義』『成金野郎』『金の亡者』『お金を持っているから偉いのか!?』とたてつきますが、
中国では、金持ちにたてつく前に自分が相手よりももっと稼げるように努力するというマインドが身についています。
日本人が謎に持っている『金持ちは私欲に満ち溢れていて行いが正しくない』という考え方はグローバルスタンダードはありません。(世界的にみれば非常識)
まず『行いの正しさ』と『経済的豊かさ』はトレードオフではありません。
『お金を稼がない=清らかに生きている』ということも違います。
金持ちでも行いが正しい人もいるし、貧乏で性格が悪い人もいます。
ようするに「お金を稼ぐコト=悪いコト」ではありません。
くりかえしますが「資本主義とはお金主義」ということです。
日本は資本主義のはずです。
ですが、義務教育でお金の勉強はありませんし、身内や友人の間でもお金の話は基本タブー。
お金の実態に目をそらされて「美徳」という概念をすりこまれ、「金儲けは汚いモノ」というイメージを持たされるのってなんか変ですよね。
サラリーマンは「やりがい」に騙されている
日本人の『お金儲けは悪いこと』『お金よりもやりがい』という美徳観念は
だれにとって有利な考え方でしょうか?
『金持ち』すなわち権力者です。
いや、お金がすべてじゃない!仕事はやりがい!
って思う人もいるかも知れません。
そういう人こそ権力者の『やりがい搾取』の被害者です。自分では気が付いていません。
会社を経営する権力者にとって、従業員の給与は低ければ低いほどいいわけです。
会社は従業員の『お金がすべてじゃない!』という気持ちを利用して
安い給与で目一杯働かせることで利益を得ています。
これを筆者は「やりがい搾取」と呼んでいます。
ちなみに……教職員や保育士もこれにあたります。
(教職員の超過勤務問題や保育士の劣悪な職務待遇問題など
ふつうに考えて、彼らが差し出している人生の時間や
他人の子をあずかる責任、精神的苦労を考えると
「聖職」や「やりがい」なんて言葉で美徳化、ごまかすのではなくお金や待遇でもっと補償されるべきです)
お金持ちは少ないコスト(=従業員の給与)で大きな利益を得て、
貧乏人は働きに見合う対価(=給与)を得れず、心身&時間を削られていく
この一面だけみても
お金持ちはどんどん金持ちになり、貧乏人はどんどん貧乏になるという構造がわかります。
使えないサラリーマンの分も働かされている
中堅サラリーマンが損をしているのは
使えない最下層サラリーマンの分も働かされているからです。
どういうことかというと、会社のリスクを中堅サラリーマンが背負っているということです。
2022年現在、日本のサラリーマンは「労働基準法」によって雇用が保障されています。
サラリーマンは一度入社してしまえばひとまず安泰。
会社は雇った人物が「ぜんぜん使えない奴」だったとしても、かんたんにクビにすることはできません。
(おそらく「サラリーマンの方が安定していて安心」と思う大きな理由は、『労働基準法』という法律で労働が守られているからだと思います)
使えない奴をかんたんにクビにできないことは、会社(権力者)にとって大きなリスクです。
しかし、なんども言いますが
資本主義社会は『金持ち』に有利なルールになっています。
権力者&会社は雇った人間が使えない奴だった時のリスクを背負いません。
このリスクを背負うのはあなたたち「中堅サラリーマン」です。
サラリーマンが稼げないのは「使えない社員」の給与を
「マジメに働くサラリーマン」のはたらきで補う仕組みになっているからです。
つまり「使えない社員」を雇い続けることにより、あおりを食うのは
『やりがいを持って仕事に励んでいるサラリーマン』ということです。
おかしくないですか?
雇ったのは会社、でもリスクを背負うのはあなた。
これが「会社の仕組み」です。
会社はあなたの『働き方』や『人生』は考えてくれません。
あなたの『働き方』や『人生』を考えるのはあなた自身です。
サラリーマンは安定している?
多くの人が「サラリーマンは安定している、それだけでもメリットだ」と考えています
しかし、実際は「安定しつつ、緩やかに給与はさがっている」のです。
日本内ではあまり大きく報道されないから知らない人も多いですが
主要先進国の中で平均給与が下がり続けて上昇していないのは唯一日本だけです。
最近、ガソリン代や牛丼の値段があがったことで
ようやく少しずつ実感していると思いますが
日本は世界と相対的にみてどんどん貧乏になっています。
給与だけではなく、家賃補助や家族手当などサラリーマンの特権である福利厚生もどんどんカットされています。
(福利厚生カットは給与カットと同じことですよ)
新型コロ助ショックで旅行業界なんかは、手取りが10万円まで落ち込んだという事例まであります。
日本のサラリーマンは安定しているなんていっても
会社がつぶれてしまう時に大きなあおりをくうのがサラリーマンです。
不当な安い給与で働かされ
やる気のないサラリーマンの分も給与を削られ
緊急事態に直面したらあっさり給与を下げられる。
この働き方のどこが「安定している」のでしょうか?
国に吸い取られている
サラリーマンという仕組みは国が税金徴収をするのにとても良い仕組みです。
給料天引きでサラリーマンが気が付かないうちにガンガン税金&社会保険料を搾取できるので
国にサラリーマンが多いと助かるわけです。
サラリーマンであるメリット
それでも、やっぱりサラリーマンにもメリットがあるんじゃないか?
って思いますよね。わかります。
サラリーマンであるメリットもしっかりあります。
- 会社の看板をフルに使える
-
サラリーマンである大きなメリットはあなたに実績がなくても、会社の名前で仕事を取れるということです。
何も実績がない人に仕事は頼まないですからね。
日本はサラリーマン国家なので『会社に勤めている』というだけである程度社会的に信用を得ることができます。
- メンタル鬼強い人にとっては最高の環境
-
前段の通り『労働基準法』でガチガチに守られているので一度入社してしまえばかんたんクビにはなりません。
なので会社でいっさいがんばる気のない人にとってサラリーマンという職種は最高です。
サラリーマンであるメリットはこの2つです。
特にメンタル鬼強くてやる気0の人にとってサラリーマンはメリットだらけです。
言われたことだけテキトーにやってあとは何もしない。ひたすら同僚にぶら下がる気でいく。
上司にいつも叱責され、同僚に「あいつは仕事ができない」と陰口叩かれたりしても
「まったく気にしない!大丈夫!!」って人にとってはサラリーマンは最高の環境です。
120%会社にぶらさがって生きていく!って人はサラリーマンをやめないほうがいいです。
※ただし、がんばって仕事をしてしまう人は向いていません。この場合ぜったいにがんばってしまうのはダメです。
このメリットを享受できるのは、実はごく一部のサラリーマンであり
世の中の大多数が『マジメに働く中堅サラリーマン』ですよね……
マジメに働く「中堅サラリーマン」にとってサラリーマンであるメリットはどんどんなくなっています。
ちなみに「社会保険料が会社と折半になる」というのは、本来人件費として自分に入ってくるべきお金なのでメリットとは言えません。
むしろ気づかないところでどんどん搾取されているのでフリーランスと比べると大きなデメリットです。
フリーランスになるメリットは?
では、サラリーマンがフリーランスになるメリットはあるのでしょうか?
筆者は一貫してサラリーマンからフリーランスになるべきと主張していますが
いきなりサラリーマンをやめて、フリーランスになれとは言っていません。
まずはサラリーマンを続けながら副業を始め
ちょっとずつ収入を増やし「いつでもサラリーマンをやめれる状況」を作ってしまえば精神的に楽になれるといいます。
でも「フリーランス」って聞くと少し不安ですよね。
以下で解説します。
実際にフリーランスとしてやれるのか?
って言っても、フリーランスとしていきなり大海に飛び出すのは怖い
って思いますよね。
中堅サラリーマンであるぼくも、まったく同じ気持ちです。
そこでぼくが、本書でいちばんメモをとった箇所をそのままシェアします。
筆者は
と断言しています。
理由は大きく2つ。
- 会社で普通に働けていた人なら余裕
- やることは結局会社でやっていたことと変わらない
です。
フリーランスはサラリーマンにくらべて圧倒的にライバルが弱い
ぼくはフリーランスになることについて「収入の継続が保証されていない」ことが1番の不安でした。
なぜならフリーランスで仕事ができる人って
「みんなバチバチに優秀で
ライバルがたくさんいるなか仕事を取り続けるなんてむずかしい」
というイメージがあったからです。
本書では『それは誤解』と説明されています。
筆者はサラリーマンエンジニアからフリーランスエンジニアに転身し
両方を経験しているのですが
実際フリーランスになってみるとライバルはちょろいものだったとのこと。
他のフリーランスエンジニアは、平気で無断欠勤したり、音信不通になったり、納期を守らなかったりと……
結局ビジネスパーソンとして成立しないフリーランスエンジニアが大半だったとのことです。
会社で普通のことを普通にやっていることと同じことをしているだけで
「あの人はできるフリーランスエンジニアだ」という位置になれたとのことでした。
筆者はフリーランスの世界を
と断言しています。
やることは会社でやってたことと変わらない
もう一つぼくがフリーランスに対してもっていたイメージって
『バリバリにクリエイティブなことをして、とにかく頭が良くて、行動が早くて、いろいろなことが提案できる人』といったものです。
自分にそんなクリエイティビティがあると思えないし、センスのあることができるのか……といった不安です。
本書ではそれも誤解と解説されています。
たしかに事業を築くようなポジションを目指すのであればクリエイティビティも必要になりますが
実はフリーランスの仕事の多くがクライアントワークです。ようするに発注元からの外注です。
サラリーマンとの違いは上司から仕事をふられるか
クライアントから仕事をふられるかの違いで
会社の時の働き方と大きな違いはありません。
会社にいた時と同じようにマジメにやれば、まったく問題はないとのことです。
サラリーマン時代と働き方がまったく変わらないのに
『ぶらさがりサラリーマン』に給与を吸い取られない分
フリーランスであれば収入は跳ね上がるということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると
同じ仕事をしても、サラリーマンでいるかぎり損をし続ける
ということです。
いきなり「サラリーマンをやめる!」ってことはできませんが
まずは副業などをしつつ「いつでもやめれんぞ〜!」って状況を作っておくと精神的に良さそうですね。
ちなみにぼくが働いている業界(損害保険業界)は5年後には衰退するので
いまから独立に向けてスキルを磨いていこうと思っています。
本書ではさらに具体的にどうやって独立し、フリーランスとしてやっていけばいいのか?
具体的にどういうスキルが必要で、どういう風にスキルを磨けばいいのかという方法も詳しく解説されています。
ゆくゆくはサラリーマンを脱出しようかなと考えている人は一読オススメです!
おたがいに行動していきましょね!一緒にやっていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
👇ポチッと応援いただけると励みなります!!