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「人前に立つと、頭が真っ白になる。」
「ちゃんと話したつもりなのに、なぜか伝わらない。」
そんな経験、ありませんか。
結論から言います。
『小学生でもできる言語化』(田丸雅智・著)を読んで、
人前で話すときにいちばん使えると思った考え方は、これです。
話す前に「聞く側」の立場で、自分の言葉を確認すること。
本の中では、この確認を「お試し再生」と呼んでいます。
前回のポッドキャストで、私は「毎日話しているのに言語化が苦手だから、この本で勉強します」と話しました。
今回は、実際に読んでみて分かった「言語化が得意な人が、人前で話すときに意識していること」を、私の言葉でまとめます。
- 『小学生でもできる言語化』の要約と、本の基本情報
- 人前で話すとき、うまく話そうとするほど伝わらなくなる理由
- 「お試し再生」とは何か。3ステップのやり方
- この本が向いている人と、向かない人
『小学生でもできる言語化』を要約すると、言いたいことは1つ
まず、この記事の結論を短くまとめます。
人前で話す前に、聞く側の立場で自分の言葉を確認する。
これが、言語化が得意な人の共通点です。
パパスタうまく話すコツは、話し方のテクニックではない。
この本が示しているのは、話す前の「確認」です。
- 人前で話すとき、流暢さや話術ばかり気にしがち
- でも大切なのは「自分がうまく話せるか」より「相手に伝わるか」
- 話す前に、自分の言葉を聞き手の立場で一度確認する
- この確認のことを、本では「お試し再生」と呼んでいる
小学生でもできる言語化はどんな本?著者と基本情報
要約に入る前に、本の基本情報を整理します。
『小学生でもできる言語化』は、ダイヤモンド社から2026年3月11日に発売された本です。
ページ数は160ページ。手に取りやすい分量です。
著者の田丸雅智さんはどんな人?
著者の田丸雅智さんは、ショートショート作家です。
1987年に愛媛県で生まれ、東京大学工学部を卒業し、同大学院の工学系研究科を修了しています。
各地で開いてきた書き方講座の内容は、
2020年度から小学4年生の国語教科書に採用されています。(ダイヤモンド社の公式ページより)
つまり、「子どもに言葉の使い方を教える現場」を長く見てきた人が書いた入門書です。
だから書名に「小学生でも」と付いています。
書名の「小学生でも」は、子どもだけが読む本という意味ではありません。
言語化の入門書として、やさしい言葉で書かれているという意味です。
目次から見る、本の3つの章
本は3章でできています。
目次の主な項目を、表にしました。
| 章 | タイトル | 目次の主な項目 |
|---|---|---|
| 第1章 | 「言葉にする」って、どういうこと? | 言語化とは何か。言葉を「ブロック」にたとえる。身の回りのものを言葉にしてみる |
| 第2章 | こうやって、「言葉」にしていこう | 相手がいることを忘れない。目に見えないものを言語化する。とりあえず書く。人をまねる。単語帳をつくる |
| 第3章 | そしたら、「実践」してみよう! | 言語化で自分の未来をつくる。繰り返しで上達する |
今回の記事で取り上げる「お試し再生」は、第2章にある「相手がいることも忘れずに」とつながる考え方です。
言語化は、自分のためだけのものではありません。
聞いてくれる相手がいてはじめて、意味を持ちます。
紙の本・Kindle版・Audible版、どれで読める?
Amazonの商品ページで確認したところ、この本には3つの読み方があります。
紙の単行本、Kindle版(電子書籍)、そしてAudible版(耳で聴くオーディオブック)です。(2026年10月9日確認)
通勤や家事の時間に耳で聴くなら、Audible(公式サイト)が選択肢になります。
Audibleの仕組みは、Amazon Audibleって何?初心者向けの解説記事にまとめています。
- 無料体験の対象は、Audibleを初めて使う人です
- 過去に体験した人は、このリンクから登録しても対象になりません
- 体験中でも、解約手続きをしなければ有料会員に移行します
人前で話すとき、うまく話そうとするほど伝わらない理由
ここからが本題です。
人前で話すのが苦手な人は、「ちゃんと話さなきゃ」と考えるほど、緊張してしまいがちです。
よく聞くアドバイスに、「聞いている人をカボチャや野菜だと思えばいい」というものがあります。
これで緊張がほぐれる人もいます。
ただ、そう言われても「無理なものは無理」という人も多いと思います。
そこで視点を変えます。
緊張をなくそうとするのをやめて、話す前の準備の中身を変えるのです。
この本の考え方を当てはめると、話がわかりやすい人には共通点があります。
難しい言葉をたくさん使っているわけではありません。
よどみなく話し続けているわけでもありません。
パパスタ意外ですよね。
わかりやすい人ほど、話し方より前の「確認」に時間を使っているんです。
話す前に、「これで相手に伝わるだろうか」と、自分の言葉を確認している。
違いは、話す前の確認にありました。
「お試し再生」とは?書いた言葉だけを聞く側で再生すること
本の中で紹介されているのが、「お試し再生」です。
言語化したものを完成させるときに、試しに頭の中で再生してみる方法です。
ポイントは1つ。
自分がもともと考えていたことや感じていたことは、いったん横に置きます。
そのうえで、書かれた言葉だけから浮かんでくる内容を、頭の中で再生します。
言葉の意味を、3点セットで整理します。
- お試し再生とは:書いた言葉だけを、聞き手の立場でもう一度なぞってみること
- 日常の言葉で言うと:「何も知らない人が、この文だけ読んだらどう感じるか」を試すこと
- たとえるなら:引っ越しの手順書を、現場を知らない人に渡して、そのとおりに動いてもらうこと
なぜ自分では、言葉の抜けに気づけないのか
理由は単純です。
自分は内容を全部知っているからです。
「これくらい言えば伝わるだろう」と思ってしまうのは、頭の中にある背景や理由で、言葉の足りない部分を自動で補っているからです。
自分の頭の中では、話は最初から最後までつながっています。
聞き手には、あなたの頭の中は見えない
聞いている人が受け取れるのは、口から出た言葉だけです。
背景も、理由も、話し手が頭の中で描いていた絵も、届きません。
ここがズレると、「言いたいことは何となく分かるけれど、なぜそう言えるのかが分からない」という状態になります。
これが、「ちゃんと話したのに伝わらない」の正体です。
- 流暢に話せるかどうかは、二の次
- 先に確認するのは「自分がうまく話せるか」ではなく「相手にきちんと伝わるか」
- 話す前に一度、聞く側になってみるだけで、伝わり方は大きく変わる
お試し再生のやり方は3ステップ。人前で話す前に試してみよう
考え方は分かった。
では、どうやるのか。
人前で話す前にできる形に、3ステップへ落とし込みます。
頭の中だけで確認しない。
まず、話す内容を文字にします。
背景や理由は思い出さない。
初めて聞く人になったつもりで、言葉だけから浮かぶ内容を確かめます。
「それって誰のこと?」「なぜそう言えるの?」と引っかかった所に、言葉を足します。
言い直しの具体例を見てみよう
たとえば会議で、「この企画は若者に刺さると思います」と話すとします。
自分の頭の中では、話が完結しています。
でも聞き手は、こう思うかもしれません。
| 最初の言い方 | 聞く側が思う疑問 | 言い直しの一例 |
|---|---|---|
| この企画は若者に刺さると思います | 若者って何歳くらい?なぜ刺さるの? | 20代の会社員に向けた企画です。通勤中に見られる動画だからです |
| この資料は、わかりやすく直しました | どこが、どうわかりやすくなったの? | 文字を減らして、図を2つ入れました |
パパスタ「若者」「わかりやすく」。
自分では分かっているつもりの言葉ほど、お試し再生で引っかかります。
こうした抜けは、頭の中で一度再生してみると気づきやすくなります。
声に出して話す前の、たった1分の確認です。
それだけで、人前で話したときの「伝わり方」は変わります。

『小学生でもできる言語化』が向かない人と、向いている人
ここまで良い面を書いてきました。
ただ、誰にでも合う本ではありません。
Amazonのレビュー(2026年10月9日確認)には、評価が分かれている点があります。
- 話術やテクニックを、細かく学びたい人
- 専門的な内容や、仕事ですぐ使える型を求めている人
- 「当たり前のことが多い」と感じるかもしれない人
レビューには、「読みやすい」「わかりやすい」と評価する声があります。
一方で、「当たり前のことを言われているようだった」「汎用性に欠けると感じた」という声もあります。
入門書なので、すでに言語化を学んだ人には物足りない可能性があります。
- 言語化が苦手で、何から手をつければいいか分からない人
- 人前で話す前に、考えを整理する習慣をつけたい人
- 短い時間で、言語化の基本だけ押さえたい人
パパスタ合う、合わないは人それぞれです。
Amazonにはサンプルの試し読みもあるので、気になる人は先に確かめてみてください。
私自身は、言語化が苦手だと感じて勉強を始めた側です。
入門書の選び方については、入門書は小学生向けの本から選ぶ理由の記事にも書いています。
背伸びせず、分かるところまでレベルを下げて読むのが、私のやり方です。

人前で話す前に、今日からやること。1つだけ
最後に、やることを1つに絞ります。
次に人前で話すとき、話す直前に、書いた言葉だけを見ながら聞く側になる。これだけです。
毎日ポッドキャストで話している私にとっても、他人事ではありません。
話す側は、いつも自分の頭の中を知っています。
だから、聞く側になる時間を意識して作らないと、抜けに気づけません。
『小学生でもできる言語化』は、その確認の仕方を、やさしい言葉で教えてくれる本です。
耳で聴きたい人はAudible版、手元に置きたい人は紙の本かKindle版を、Amazonの商品ページで確認してみてください。
『小学生でもできる言語化』についてよくある質問
- 小学生でもできる言語化は、大人が読んでも役に立ちますか?
-
入門書なので、基本を整理したい大人には向いています。
Amazonのレビューでは「簡単で読みやすい」という声があり、同時に「当たり前の内容が多い」という声もあります。
すでに言語化を学んだ人には、物足りない可能性があります。 - お試し再生とは何ですか?
-
書いた言葉だけを、聞き手の立場で頭の中で再生してみる方法です。
自分が考えていたことは横に置き、書かれた言葉から浮かぶ内容だけを確認します。
言葉の抜けや、前提の飛ばしすぎに気づきやすくなります。 - 小学生でもできる言語化には、Kindle版やAudible版がありますか?
-
Amazonの商品ページには、紙の単行本、Kindle版、Audible版が掲載されています。(2026年10月9日確認)
版ごとの提供状況や条件は変わることがあるので、購入前に商品ページで確認してください。 - 人前で話すのが苦手でも、言語化は上達しますか?
-
この本の目次には、「繰り返しで上達していく」という項目があります。
これは本の構成からの読み取りですが、言語化は一度で完成するものではなく、繰り返して身につけていくものだと考えられます。
まずは1回、話す前の確認を試してみてください。
まとめ。人前で話す前に、聞く側になってみよう
『小学生でもできる言語化』から、人前で話すときの考え方を要約しました。
人前で話すのが苦手な私たちは、うまく話そうとするほど、流暢さや話術ばかりが気になります。
でも大切なのは、自分がうまく話せるかではなく、相手にきちんと伝わるかでした。
話す前に、書いた言葉だけを聞く側の立場で、一度眺めてみる。
それだけで、人前での「伝わり方」は変わるはずです。
次に人前で話す機会がある人は、ぜひ1分だけ、お試し再生をしてみてください。
※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。
