この記事は、あくまで一人のサポーターとしての私個人の見解です。
私は地元京都にあるプロサッカークラブ『京都サンガF.C.』を
応援しているサラリーマンです。
はじめに
私は
京都サポーターではありません。
お金を払って
サッカーを楽しんでいる一般客です。
ただのサンガファンです。
京都サンガの試合は
毎試合必ず見ますし
アウェイゲームも
ガンガン行ってます。
15年連続ファンクラブにも入って
楽しんでいます。
しかし
立って応援したり
歌ったりしないので
私はサポーターではありません。
(京都サンガのサポさんから「ゴール裏以外はサポではない」とコメント指摘されました)
なので
観戦料を支払って
サッカー観戦しているただの一般客です。
そんなニワカファンが書いてる駄文なので

・俺は紫の戦士を愛しているんや!
・選手はがんばっているのに!悪いこというな!
・京都の誇り!紫魂ぃ!
って方には
このブログ記事には合いません。
あらかじめご了承ください。
YouTubeやっています!!
数値はJリーグ公式および各クラブ公式サイトで2026年8月29日に確認したものです。
2026年8月29日(土)19時キックオフ、サンガスタジアム by KYOCERA。
明治安田J1リーグ第4節、京都サンガF.C.対アビスパ福岡です。
京都サンガF.C.は0勝1分2敗、勝点1で18位。
リーグ戦はまだ勝てていません。
この試合の争点は「ボールを持てるか」ではなく「どこで手放すか」です
この試合の争点は、ボール保持率ではありません。
ボールロストの位置と局面です。
第3節の水戸ホーリーホック戦、京都サンガF.C.のボール保持率は55パーセントでした。
持っていて、1対3で負けています。
つまり「保持できなかったから負けた」という説明はすでに成立しません。
問題は、どこで、どういう体の向きで、何人が前掛かりの状態でボールを手放しているか。
ここに尽きます。
素人の見立てで恐縮ですが、
私はこの3試合を、次の3点セットの症状として見ています。
- 自陣ビルドアップにおける被プレッシング耐性の欠如:相手にプレッシングトリガーを与え続けている
- レストディフェンスの不在:攻撃時の守備準備が設計されておらず、ネガティブトランジションの受け皿がない
- プレッシング基準の未整備:第1プレッシャーとカバーシャドウが噛み合わず、マークの受け渡しが曖昧
「ミスが多い」で片づけると、処方箋が「集中しろ」で終わります。それでは何も変わりません。見るべきはミスの量ではなく、ロストの質です。
京都サンガF.C.対アビスパ福岡の日程と、勝点1で18位という現在地
明治安田J1リーグ第4節の日程・会場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 明治安田J1リーグ 第4節 |
| 日時 | 2026年8月29日(土)19:00キックオフ |
| 会場 | サンガスタジアム by KYOCERA |
| カード | 京都サンガF.C. 対 アビスパ福岡 |
京都サンガF.C.にとっては、2試合連続のホームゲームです。
3試合連続の複数失点と、失点時間の極端な偏り
| 項目 | 京都サンガF.C. | アビスパ福岡 |
|---|---|---|
| 順位 | 18位 | 12位 |
| 勝点 | 1 | 3 |
| 成績 | 0勝1分2敗 | 1勝0分2敗 |
京都サンガF.C.は開幕から3試合すべてで複数失点しています。
- 第1節 V・ファーレン長崎戦:1対2(先制献上は11分)
- 第2節 川崎フロンターレ戦:2対2(先制献上は44分)
- 第3節 水戸ホーリーホック戦:1対3(先制献上は17分)
そして今季の全4得点は、すべて後半に生まれています。
前半の得点はゼロです。
先に失点し、後半にリスクを上げて追いかける。
この非対称が3試合続いているということは、
偶発ではなくゲームモデルの帰結だと考えるべきです。
J1は18位から3クラブが自動降格します
2026/27シーズンの明治安田J1リーグは20クラブ、全38節。
最終節終了時に18位・19位・20位となった3クラブが、自動的にJ2へ降格します。
京都サンガF.C.は、いまその18位にいます。
パパスタ2025年のJ1で3位になり、その実績でクラブ史上初のACLエリートに出るクラブが、国内リーグで降格圏にいる。この状態を1試合でも早く抜けること。それが第4節の意味です。
ボールロストの位置と局面|京都が渡しているのは「前向きの矢印」です
ここからが本題です。
自陣ビルドアップは、相手にとってプレッシングトリガーの宝庫です
プレッシングトリガーという言葉を先に説明します。
守る側が「ここで奪いにいく」と決めておく合図のことです。
代表的なのは、バックパス、受け手の体が外を向いた瞬間、
ゴールキーパーへの戻し、そして受け手が後ろ向きで処理せざるを得ない浮き球。
この合図が出た瞬間に、
第1プレッシャーが縦のパスコースをカバーシャドウで消しながら寄せ、2列目が連動してスライドします。
カバーシャドウというのは、自分の身体で相手のパスコースに影を作りながら寄せることです。
ただ走って詰めるのではなく、消しながら詰める。
ここが現代のプレッシングの前提になっています。
京都サンガF.C.は、この合図を自分から出し続けています。
しかも、出したあとに剥がすだけの技術的な担保がない。
結果として起きるのが、アタッキングサードでのターンオーバーです。
相手から見れば、自分たちのゴールから最も遠く、
京都のゴールから最も近い位置で、
しかも京都の重心が前に残った状態でボールを回収できる。
ショートカウンターの理想形です。
失点はミスの量ではなく、ロストの位置と局面から説明できます
第2節の川崎フロンターレ戦でxGが0.826対1.885まで開いたことも、
第3節でコーナーキックを7本与えたことも、この構造の帰結として説明がつきます。
パパスタいちばん危険な場所で、いちばん難しいことを、担保なしにやり続けている。ハイリスク・ローリターンです。
失った瞬間に、誰も待ち構えていない
もう一段深い問題があります。
レストディフェンスという考え方があります。
攻撃している最中に、失った瞬間に備えて後方へ何人をどう配置しておくか、
という守備の準備のことです。
3枚残すのか、3枚プラス1枚にするのか。
ここを決めておくと、失った直後に即時奪回、いわゆるゲーゲンプレスをかけられます。
かけ切れなかった場合でも、
相手のカウンターの一手目を遅らせて、
ブロックを作り直す時間を稼げます。
京都の3試合を見る限り、この配置が明文化されているようには見えません。
だからネガティブトランジションで、遅らせる役も、奪い返しにいく役も曖昧なまま、一直線に運ばれています。
失点の直接の引き金がパスミスだったとしても、原因はミスそのものではありません。
ミスが起きたときに何も待ち構えていないことのほうです。
ミスをゼロにはできませんが、備えは設計できます。
保持率55パーセントは、ステライル・ドミネーションです
第3節の数字をもう一度置きます。
| 項目 | 京都サンガF.C. | 水戸ホーリーホック |
|---|---|---|
| ボール保持率 | 55% | 45% |
| タッチ数 | 1086 | 809 |
| パス成功率 | 81% | 79% |
| シュート(枠内) | 13本(4本) | 16本(6本) |
| コーナーキック | 1本 | 7本 |
保持率・タッチ数で上回り、枠内シュートとコーナーキックで下回る(出典:Jリーグ公式/2026年8月29日確認)
保持率でもタッチ数でもパス成功率でも上回り、枠内シュートで下回る。
これはステライル・ドミネーション、つまり無効な支配です。
ボール保持が、プログレッシブパス、
つまり相手ゴールに向かって前進する縦パスや、
ファイナルサードへの進入に変換されていない。
コーナーキック1本という数字は、深さを取れていないことの代理指標として読めますよね。
さらに構造として、左サイドバックが最終ラインに固定されると、
左サイドハーフの新井晴樹選手が孤立します。
追い越す動きがない大外の選手は、
相手のサイドバックにとって1対1で対応できる相手でしかありません。
めっちゃ楽なんですよ。
結果、攻撃は右に偏ります。
守る側から見れば、ブロックのスライド距離が短くて済む。
片翼化した攻撃は、相手の守備組織にとって最も楽な相手です。
第1プレッシャーとカバーシャドウが噛み合っていません
守備でも同じ構造の問題が出ています。
前から取りにいくのか、ミドルゾーンでブロックを作るのか。
この基準が共有されていないと、第1プレッシャーだけが出ていって、2列目が付いてこない状態になります。
すると中盤に横方向のギャップが生まれ、そこを起点に前進されます。
プレッシングは、行くか行かないかの二択ではありません。
誰が行くか、その選手がどのパスコースをカバーシャドウで消すか、後ろは何メートル押し上げるか。
この3点セットで初めて機能します。
尹星俊選手のコメントが示す、マークの受け渡しの未整備
これは私の推測だけではありません。
第3節の試合後、尹星俊選手は、
「相手のダブルボランチを抑えるのかシャドウを抑えるのかがうまく掴めなかった」と語っています。
これはマークの受け渡し、いわゆるパッシング・オンの設計が未整備であることを示す証言です。
中盤の選手が、可変する相手に対してどう振る舞うかを試合中に迷っている。
戦術の高度さ以前の、決めごとの問題です。
パパスタもう4試合目です。ここは合ってきてほしい。

