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京都サンガF.C.対清水エスパルス戦 百年構想リーグ第2節 1-1からPK勝利も内容は完敗 宮本優太選手原大智選手福岡慎平選手不在で縦の軸が崩壊?太田岳志選手だけが合格点

目次

百年構想リーグ第2節 京都サンガF.C.対清水エスパルス戦 試合結果と現状

2026年2月14日、IAIスタジアム日本平で行われた明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド WESTグループ第2節、清水エスパルス対京都サンガF.C.は1-1の引き分けとなり、PK戦で京都が3-1で勝利した。

京都は勝点2、清水は勝点1を獲得した。

観客数は15,416人。得点は清水が後半開始30秒(46分)にアピアタウィア久選手のオウンゴールで先制。

京都は後半90+12分にラファエル・エリアス選手が同点ゴールを決めた。

PK戦では太田岳志選手が清水の2人目・高橋利樹選手と3人目・カピシャーバ選手のキックをストップし、

京都が勝利を手にした。

だが、勝点2を獲得した事実の裏側には、構造的な問題が山積している。

宮本優太選手移籍後の京都サンガF.C.ビルドアップ崩壊 最終ラインからの縦パス不在が致命的

宮本優太選手は2025年12月23日に浦和レッズへの復帰が発表され、

2026年2月時点では既に京都にいない。

彼の不在が、この試合で最も深刻な影響を与えた。

宮本優太選手はDF登録ながら、最終ラインから中盤への楔のパスを入れる技術と判断力に長けていた。

彼がいた時代、京都のビルドアップには3つの選択肢があった。

「キーパーからのロングボール」

「サイドに逃げる横パス」

そして「中央から前進する縦パス」だ。

さらに宮本は運べるので数的優位も作れる。

この試合、京都は縦パスという第三の選択肢を完全に失った。

CBから中盤へのパスがことごとくインターセプトされ、アンカーの齊藤未月選手がCB間に降りても、

結局はロングボールを蹴るしかなかった。

これは齊藤未月選手個人の能力不足ではない。

宮本優太選手が持っていた

「パスを出すタイミングの判断力」と「パスの精度」が、代替不可能だったのだ。

データから見るビルドアップの質的低下

この試合、京都のパス成功率は清水を下回った。

特に最終ラインから中盤への縦パスの成功率は壊滅的だった。

宮本優太選手がいた2025シーズンと比較すると、縦パスの本数自体が激減している。

これは「出せるパスがない」ことを意味する。

宮本優太選手の代役としてアピアタウィア久選手が右CBに入ったが、

彼は守備面では及第点でも、攻撃面では宮本優太選手の代わりにはならない。

パスを渡す相手が右SBのみでは、相手に読まれて当然だ。

原大智選手移籍後のターゲット不在 京都サンガF.C.の攻撃起点が消失した理由

原大智選手は2026年1月31日にFCザンクトパウリ(ドイツ1部)へ完全移籍した。

彼の不在により、京都は「ターゲットマン」を失った。

この試合、京都はキーパーからのロングボールを蹴る場面が多かったが、前線でボールを収める選手がいない。

原大智選手がいた時代は、彼がポストプレーで収め、セカンドボールを拾う形で攻撃を組み立てられた。

しかし今、その起点が消失した。

ラファエル・エリアス選手とマルコ・トゥーリオ選手の2トップは、どちらもポストプレーを得意とするタイプではない。彼らは「スペースに走り込んで決める」選手だ。

原大智選手という「ボールを収める場所」がないため、彼らの良さも引き出せない。

戦術的な解決策の欠如

曺貴裁監督は試合中、この問題に対する明確な解決策を提示できなかった。

原大智選手の代役となるターゲットマンを育成するか、戦術そのものを変更するか。

この二択を迫られているが、百年構想リーグは短期決戦であり、時間がない。

福岡慎平選手負傷による中盤バランス喪失 京都サンガF.C.のバイタルエリア守備崩壊

福岡慎平選手は2026年1月27日に右膝内側半月板損傷で受傷し、全治約4か月と診断された。

背番号10を背負う彼の不在は、守備面で致命的な影響を与えた。

福岡慎平選手は「バランサー」だった。

彼は相手の攻撃を早い段階で潰す、いわば「前線プレス後の保険」として機能していた。

彼のインターセプト能力とカバーリング範囲により、

京都は高い位置でボールを奪い返せていた。

この試合、清水にバイタルエリアで好き勝手やられた印象があるのは、福岡慎平選手の不在が原因だ。

特に清水のMF小塚和季選手と千葉寛汰選手が自由にプレーできたのは、

京都の中盤が「第一プレス」と「第二カバー」の連動を欠いていたからだ。

米本拓司選手投入の失敗

試合後半、米本拓司選手が投入されたが、結果的にこれは裏目に出た。

彼は相手の攻撃についていけず、味方の攻撃の流れも止めてしまった。

これは米本拓司選手個人の問題ではなく、福岡慎平選手が担っていた役割が「ポジショニングの先読み能力」という属人的なスキルに依存していたことを示している。

太田岳志選手だけが合格点 京都サンガF.C.を救った90分間とPK戦の神業

この試合で唯一、プロフェッショナルの仕事を全うしたのは太田岳志選手だ。

90分間のビッグセーブ連発

90分間、彼は連続してビッグセーブを披露した。

清水の決定機をことごとく防いだ。

5分、千葉寛汰選手の強烈なシュートをブロック。

その直後のCKからも、北川航也選手、住吉ジェラニレショーン選手、オ・セフン選手のシュートチャンスを防いだ。後半に入っても、カピシャーバ選手や千葉寛汰選手のシュートを立て続けに止めた。

現地で観戦していた清水サポーターが悲鳴を上げるほどだった。

PK戦での神がかったセーブ

試合は1-1で終了し、PK戦に突入した。

太田岳志選手は清水の2人目・高橋利樹選手のキックを止め、3人目・カピシャーバ選手のキックも止めた。

これは単なる反射神経ではない。

事前に相手キッカーの癖を研究し、どちらに蹴るかを読んでいた。

プロの準備とプロの実行力だ。

PK戦において、GKは「相手に読まれる」リスクを負う。

どちらに飛ぶか、どのタイミングで動くか。

これらはすべて事前分析と瞬時の判断の組み合わせだ。

太田岳志選手は、清水の2人のキッカーの「利き足」「前回のPK履歴」「試合中のシュートコース」を総合的に分析し、最適な選択をした。

試合後、太田岳志選手があそこまで感情を出しているのを初めて見たかもしれない。

それくらい、この試合にかける想いが強かったのだろう。

ラファエル・エリアス選手90+12分同点弾 京都サンガF.C.を救った執念のゴール

90+12分、ラファエル・エリアス選手が同点ゴールを決めた。

このゴールは「個の力」ではない。90分間走り続けた末の、チーム全体の執念が生んだゴールだ。

本田風智選手が清水の大畑凜生選手に猛烈なプレスをかけ、ボールを奪った。

ラファエル・エリアス選手がスピードを上げてペナルティエリア内に進入し、冷静にゴールを決めた。

この一連の流れは、計算されたプレーではなく、「最後まで諦めない」という精神力の結果だ。

アディショナルタイム15分の意味

この試合、後半のアディショナルタイムは15分だった。

これは清水の追加点がVARチェックで約10分間中断したことが原因だ。

64分、小塚和季選手のFKを住吉ジェラニレショーン選手が頭で叩き込み、

清水がリードを広げたかと思われたが、

VARの確認作業を経てオフサイドが確認された。

この異常な長さのアディショナルタイムで、京都は「まだチャンスがある」と信じ続けた。

その結果が、90+12分のゴールだ。

百年構想リーグを京都サンガF.C.のチーム再構築の場にできるか

百年構想リーグは短期決戦だ。地域リーグラウンドとプレーオフラウンドを経て、最終順位が決まる。

この大会で結果を出すことが、2026シーズン本番への弾みになる。

だが現状、京都は「再構築が間に合うか?」という瀬戸際に立っている。

原大智選手、宮本優太選手、福岡慎平選手という縦の軸を失ったチームが、ここからどう立て直すか。

これが最大の課題だ。

具体的な改善策

曺貴裁監督は以下の3点を早急に解決する必要がある。

  1. ビルドアップの起点となる選手の育成または戦術変更
  2. 原大智選手の代役となるターゲットマンの確立または戦術変更
  3. 福岡慎平選手不在の中盤バランスの再構築

これらは一朝一夕には解決しない。

しかし、百年構想リーグという「実戦の場」を使って、試行錯誤を重ねることはできる。

結論 勝点2の裏側にある構造的課題

勝点2を獲得したことは評価すべきだ。

しかし、試合内容は「90分間負けていた」と言わざるを得ない。

この試合から見えたのは、京都サンガF.C.の構造的な問題だ。

宮本優太選手、原大智選手、福岡慎平選手という3本の縦軸を失ったことで、

チームの「連結性」が完全に断絶している。

太田岳志選手の神がかったセーブと、ラファエル・エリアス選手の執念のゴールがなければ、

この試合は勝点0だった。それが現実だ。

百年構想リーグは2026シーズン本番へのリハーサルではない。

この大会自体がタイトルを争う場であり、ACLチャンピオンズリーグエリート出場権がかかっている。

京都サンガF.C.がこの大会をチーム再構築の場として活用できるか。

それが、今後の命運を分けるだろう。

次節は2月22日、ホームでアビスパ福岡と対戦する。

曺貴裁監督がどのような答えを出すのか。

そして選手たちが「サンガタウンでの全力」で、どのような形を作るのか。

我々サポーターは、その姿を見守り、全力で応援するのみだ。

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