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【読書感想】『探偵小石は恋しない』森バジル著。本屋大賞2026発表直前レビュー

お悩みさん

小説を読みたいけれど、どれを選べばいいかわからない。

そんな悩みを抱えていませんか。

私は毎年、本屋大賞のノミネート作品を道しるべにしています。

今回ご紹介するのは、森バジルさんのミステリー小説。

2026年本屋大賞にノミネートされた『探偵小石は恋しない』です。

正直に申し上げますと、私は最初この本を避けていました。

なぜなら、私は恋愛モノが心底苦手だからです。

しかし、この本はそんな私の偏見を見事に打ち砕きました。

読了後には、

想像を絶する最高のスッキリ感が待っています。

SNSや書評サイトでも『見事に騙された』と話題沸騰中。

この記事では、恋愛モノが嫌いな私がなぜ最後まで読み切れたのか。

そして、なぜこれほどまでに衝撃を受けたのかを解説します。

ネタバレはありませんので、安心してお読みください。

最後まで読めば、あなたの次の読書体験が劇的に変わるはずです。


目次

『探偵小石は恋しない』のあらすじと基本情報

まずは、本作の基本的な情報を整理しておきましょう。

著者は新鋭ミステリ作家の森バジルさんです。

2025年に小学館から発行され、話題を呼んでいます。

舞台は、とある街にある小石探偵事務所。

代表を務める小石想依は、27歳の女性探偵です。

彼女は重度のミステリオタクでもあります。

名探偵のように、華麗に難事件を解決する日を夢見ています。

しかし、現実は非常に厳しいものです。

依頼の9割9分は、不倫や浮気といったドロドロの色恋調査。

本格的な推理の出番は一向にやってきません。

では、なぜミステリ好きの小石がそんな調査を続けるのか。

それは、彼女が『他人の恋情が矢印として視認できる』という。

特殊な体質を持っているからです。

ある理由から色恋調査が《病的に得意》な小石。

24歳の男性助手である蓮杖とともに。

相変わらず色恋案件をこなしていく日々が描かれます。

しかし、彼らが意外な真相を目の当たりにする裏側で。

誰も思いもよらない、巨大な事件が静かに進行していたのです。


読むのをためらった3つの理由(私の本音)

冒頭でも触れましたが、私はこの本を読むのをためらいました。

理由は明確に3つあります。

1つ目は、タイトルにある『恋しない』という言葉です。

私はドラマ、映画、小説、漫画において。

恋愛モノは全くと言っていいほど見ません。

他人の恋愛模様に、どうしても興味が持てないのです。

そのため、タイトルを見た瞬間に。

自分には合わない小説だと勝手に決めつけていました。

2つ目は、本のジャケットの装丁です。

イラストのテイストが、私の好む重厚なミステリーとは異なりました。

少しポップで、キャラクター小説のようなイメージを持ったのです。

3つ目は、森バジルという著者名です。

大変失礼ながら、お名前の響きから。

ライトノベル系の作品なのではないかと推測していました。

もし本屋大賞にノミネートされていなければ。

おそらく、自ら手に取ることはなかったはずです。

しかし、この勝手な決めつけこそが。

作者の仕掛けた最初の罠だったのかもしれません。

第4章までの退屈さは、すべて計算された罠

読み始めてしばらくは、私の悪い予感が的中したかのように感じました。

第1章から第4章までは、まさに色恋モノの短編推理です。

小石と蓮杖が、不倫や浮気の調査をこなしていく日常。

世間のレビューサイトを調査しても、同じような意見が見受けられます。

「序盤はライトな恋愛トラブルばかりで退屈に感じた」

「ヒロインをはじめ登場人物たちが拗らせすぎている」

私も全く同じ感想を抱いていました。

恋愛モノが嫌いな私にとって、この序盤は正直だるかったです。

途中で読むのをやめようかと、何度も本を閉じかけました。

しかし、第4章の終わり。

そこで、いきなり強烈などんでん返しがやってきます。

そこから第5章に入ると、もうページをめくる手が止まりません。

物語が猛スピードで加速し、視界が反転します。

これまで読んできた退屈な色恋話の前提。

それがすべて、根底からひっくり返るのです。

怒涛の伏線回収と読了後のカタルシス

この小説の真髄は、中盤以降に隠されていました。

前半で感じていた違和感や、

キャラクターに対する気恥ずかしさ。

それはすべて、後半の爆発力を高めるための壮大なフリだったのです。

私は、以下の3つの要素が大好物です。

・伏線回収

・読者を裏切るスタイル

・どんでん返し

本作は、これらすべてを完璧に備えた超本格推理小説でした。

登場人物の些細な行動、何気ない会話。

プロローグや幕間に挟まれる不穏なエピソード。

そのすべてに、緻密な伏線と叙述トリックが張り巡らされています。

Web上の読書家たちのレビューでも、絶賛の声が相次いでいます。

「いくつものミスリードを重ねていた自分に気付かされた」

「裏の裏の裏まで裏切られる怒涛の展開」

最近の小説には、オチを読者の想像に委ねる結末も多く見られます。

私はあのモヤモヤする終わり方が苦手なのですが。

この『探偵小石は恋しない』は違います。

信じられないほど綺麗に、

すべての伏線を回収しきります。

読了後には一点の曇りもない、

最高のスッキリ感が待っていました。

Audibleで味わう上質な会話劇【おすすめ】

本作をさらに深く楽しむ方法として。

AmazonのAudible(オーディブル)版を強くおすすめします。

物語の軸となる小石と蓮杖の掛け合い。

それはテンポが良く、まるで上質なコントのようです。

Audible版では、プロの声優による素晴らしい演技力が光ります。

文字で読むのとは全く違う、圧倒的な臨場感。

登場人物たちの感情の機微や、コミカルなやり取り。

それらが耳から直接脳に届き、物語への没入感を高めます。

伏線が回収されていく瞬間のカタルシスも。

音声ならではの演出で、より鮮烈に味わうことができるでしょう。

通勤中や家事の合間に、ぜひ極上のミステリー体験を取り入れてみてください。

まとめ:騙されたと思って第5章まで読んでほしい

恋愛小説が嫌いな私にとって、本作はまさに目から鱗の体験でした。

タイトルや表紙のイメージ、そして前半の展開。

それだけで読むのをやめてしまうのは、本当にもったいないです。

前半の退屈を耐え抜いた者だけが味わえる、極上の快感。

ただのキャラクター小説と侮っていると、痛い目を見ます。

ミステリー好きはもちろん、私のように恋愛モノを避けてきた人。

そんな人にこそ、強くおすすめしたい一冊です。

騙されたと思って、どうか第5章まで読み進めてみてください。

きっと、あなたの想像を遥かに超える結末が待っているはずです。


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