積み立てNISAでS&P500に フルベット投資を始めて5年。
毎月コツコツ積み立てて、 含み益も順調に増えてきた。
でもふと考える。 「これ、いつまで続ければいいんだろう?」
買うタイミングは毎月自動。 でも売るタイミングは誰も教えてくれない。
投資インフルエンサー五月さんのnoteを読んで、 ある言葉が頭に残りました。
いつ起きるかを予想することは、何が起きるかを予想することより何倍も難しい
私と同じようにS&P500を 積み立てている仲間へ。
この記事では、実際に投資している 当事者として、
今感じている リアルな悩みと考察を共有します。
「買い続けるだけ」の投資法に感じ始めた違和感
2020年:何も考えずスタートできた幸せな時期
新NISAが始まる前、 2020年から積立投資を始めました。
当時の私の知識はシンプル。
「長期で見れば株価は上がる」
「S&P500なら間違いない」
「ドルコスト平均法で買い続ければOK」
YouTubeやSNSで インフルエンサーたちが 口を揃えて勧めていたのが S&P500でした。
正直、深く考えずに 「みんなが買ってるから安心」 という理由で始めたんです。
実際、始めてから 株価はグングン上昇。
含み益が増えるのを見るのは 純粋に楽しかったですね。
2025年:含み益が増えるほど増える不安
あまりに資産が爆上がりする
ところが2024年に入って、 妙な違和感が芽生え始めました。
株価が上がれば上がるほど、
「そろそろ天井では?」という 不安が頭をよぎるんです。
周りを見れば、 投資を始める人がどんどん増えている。
職場の同僚も、 友人も、両親まで 「NISA始めた」と言い出した。
みんなが買い始めた時が天井
そんな格言を思い出して ゾッとしました。
でもインフルエンサーは言います。
「そういう時こそ淡々と買い続けろ」と。
本当にそれで大丈夫なのか?
投資を始めてわかった「出口」の難しさ
投資の入口はとても簡単でした。
証券口座を開いて、 毎月の積立設定をするだけ。
でも出口は?
いつ売ればいいのか、
誰も明確には教えてくれません。
「老後まで持ち続ける」 というのが教科書的な答えですが、
それって本当に正解なんでしょうか?
もし本格的な暴落が来たら? 含み益が一気に吹き飛んだら?
その時、「私は長期投資だから」と 平静を保てるでしょうか。
この疑問を抱えながら、 私は投資の勉強を始めました。
実際の投資経験から学んだ3つの教訓
教訓①:「みんなと同じ」は安心だが危険でもある
投資を始めた頃、 S&P500を選んだ最大の理由は 「みんなが買っているから」でした。
でも今思えば、 これは諸刃の剣だったんです。
確かに、多くの人が買っているから 株価は上がり続けました。
しかし逆に言えば、 みんなが一斉に売り始めたら 一気に崩れる可能性もある。
2024年8月の株価急落を 覚えていますか?
あの時、SNSは阿鼻叫喚でした。
「NISA損切りすべき?」 「もう株はやめる」
結局すぐに回復しましたが、
あれが本格的な暴落の始まりだったら どうなっていたでしょう。
「みんなと同じ」は 思考停止の危険性を含んでいる。
そう気づいたんです。
教訓②:インフルエンサーの言葉を鵜呑みにしていた
投資系YouTuberや Xのインフルエンサーを 私は盲信していました。
「S&P500は最強」
「インデックス投資は負けない」
「暴落は買い増しチャンス」
こうした言葉に 何の疑問も持たなかった。
でも冷静に考えると、 彼らだって未来は見えないはずです。
五月さんのnoteを読んで ハッとしたのは、
市場構造そのものが 変化しつつあるという指摘でした。
過去のデータが示す 「長期で見れば上がる」という前提が
これからも通用するとは限らない。
インフルエンサーの多くは 過去の成功体験を語っているだけで、
今起きている変化については 触れていないことも多い。
自分の頭で考えることの 大切さを痛感しました。
教訓③:「何が起きるか」より「いつ起きるか」が難しい
これが今回、最も伝えたい教訓です。
投資の勉強を進めるうちに、 様々なリスクが見えてきました。
- AIバブルの可能性
- テック企業への利益集中
- インデックス投資家の増えすぎ
- 地政学リスク
でも知識が増えても、 投資判断は難しくなるばかり。
なぜなら「何が起きるか」は ある程度予想できても、
「いつ起きるか」が 全くわからないからです。
2023年は「今年こそ暴落」と 言われながら大きく上昇。
2024年も同じ。
2025年も多分そう言われるでしょう。
結局、タイミングを当てるのは プロでも困難なんです。
だからこそ、 「いつ売るか」を考え始めた時点で 既に投資の迷路に 迷い込んでいるのかもしれません。
2025年の市場を見て感じる「空気の変化」
周りの投資熱が異常に高まっている
2025年に入って、 明らかに空気が変わりました。
今まで投資に興味がなかった友人や家族が次々と 「NISA始めた」と報告してくる。
美容師さんとの会話でも 「お客さん、投資してます?」 なんて聞かれる時代です。
居酒屋で隣の席から 「S&P500」という単語が 聞こえてきたこともあります。
これって、かつての 仮想通貨バブルの時と 似ていませんか?
タクシーの運転手さんまで ビットコインの話をしていた あの頃を思い出します。
でも株価は上がり続けている矛盾
「みんなが買い始めたら天井」
そう思っているのに、 株価は順調に上昇を続けています。
2024年も、2025年も S&P500は最高値を更新中。
私の含み益も 過去最高を記録しています。
この矛盾が 頭を混乱させるんです。
売るべきなのか?
持ち続けるべきなのか?
正解がわからない。
SNSで見かける「強気」と「弱気」の分断
投資系SNSを見ていると、 完全に二極化しています。
強気派の主張: 「AIで世界は変わる」 「テック企業の成長は続く」 「今売るなんてもったいない」
弱気派の主張: 「PER23倍は異常」 「AI投資は過剰」 「いつか必ず調整が来る」
どちらの意見も 説得力があるんです。
そして両者とも、 「いつ」については 言及しません。
結局、私のような 一般投資家は 判断材料に困るわけです。
全10回シリーズを振り返って見えてきたこと
ここからは、この連載を通じて 私が学んだことを まとめていきます。
米国株市場の構造変化は本当に起きている
この3年間で、 市場は明らかに変わりました。
昔と今の違い:
- パッシブ運用がアクティブ運用を逆転
- テック企業への利益集中
- 個人投資家の急増
- AI投資競争の激化
これらは全て、 2020年代に入ってから 加速した変化です。
つまり過去のデータが示す 「長期で右肩上がり」が そのまま当てはまるかは わからないんです。
「わからない」を認めることの大切さ
投資を続けて学んだ 最大の教訓はこれです。
「未来はわからない」と認めること
インフルエンサーのように 「絶対大丈夫」とも言えない。
弱気派のように 「必ず暴落する」とも言えない。
ただ「わからない」。
でもその「わからなさ」を 受け入れた上で、
自分なりの判断をしていく。
これが投資家としての 成熟なのかもしれません。
2025年12月の衝撃:利上げしても円安が進む異常事態
日銀の利上げ決定後に起きた「あり得ない」円安
2025年12月19日、 日本銀行が0.5%から0.75%への 利上げを決定しました。
通常、利上げをすれば その国の通貨は買われて 通貨高になるはずです。
ところが発表後、
ドル円相場は逆に円安が進行。 1ドル=157円台まで下落しました。
これは約4週間ぶりの 円安水準です。
「利上げしたのに円安」
この異常事態を目の当たりにして、 私は背筋が凍る思いがしました。
円の信用が揺らぎ始めている
もう、円の信用が 発展途上国モードに入ったのでは ないかと感じています。
通常の経済理論が 通用しない状況。
これは世界が
「日本という国の将来」に 疑問を持ち始めている サインかもしれません。
Xでこんな投稿を見かけました。
「なんか日本が世界から見放されてる感がすごい…」
まさにその通りだと思います。
中国とアメリカが経済的にうまくやっていこうとしている時に、
日本の首相は中国にケンカを売っている。
世界から見たら、 「なにやってるんだ日本は」 と思われているのかもしれません。
積極財政とインフレの悪循環
さらに心配なのが、
日本政府が打ち出している 大規模な財政出動です。
この状況で積極財政は かなりまずいと思います。
来年(2026年)は、 思っているより相当、 円安とインフレがすごくなる 可能性があります。
もう止まらなくなっていくのでは ないでしょうか。
そしてインフレで 長期金利もバク上げ。
実際、12月19日の債券市場では 長期金利(10年物国債利回り)が 2.016%に上昇し、 約26年4か月ぶりの高水準に なっています。
日本円だけで資産を持つリスク
こうした状況を見て、 私は改めて思いました。
日本円だけで資産を持つのは怖い
もちろん、これは 個人的見解であり、 投資判断は自己責任です。
でも当事者として S&P500に投資している理由の一つが、
まさにこの「通貨分散」なんです。
日本円の価値が下がっても、
米ドル建ての資産を持っていれば その分は守られます。
インフレで物価が上がっても
株式という実物資産を持っていれば ある程度は対抗できます。
それでも米国株にもリスクはある
ただし、だからといって 米国株が絶対安全かと言えば もちろんそんなことはありません。
前述の通り、 S&P500自体にも 構造的なリスクが存在します。
今回勉強した
- AI投資競争による利益圧迫
- テック企業への過度な集中
- PER23倍という高評価
- インデックス投資家の増えすぎ
これらのリスクは 依然として残っています。
「円のリスク」と「株のリスク」のバランス
結局、私たちは 二つのリスクの間で バランスを取るしかないんです。
円で持つリスク:
- インフレで価値が目減り
- 円安でさらに購買力低下
- 日本経済の先行き不透明
株で持つリスク:
- 暴落で含み益が吹き飛ぶ
- 売るタイミングがわからない
- 市場構造の変化
どちらもリスクがある以上、 「分散」するしかありません。
私が現金比率を高めつつも、 S&P500の保有を続けているのは この「分散」の考え方からです。
まとめ:答えのない問いと向き合い続ける
投資に正解はない、あるのは「自分の答え」だけ
この記事を書きながら、 改めて思いました。
投資に正解はないんだと。
S&P500を買い続けるのも、 現金比率を高めるのも、 完全に売却するのも、
どれが正解かは 誰にもわかりません。
大切なのは、 自分で考えて、 自分で決めること。
そしてその結果を 自分で受け入れること。
これからも観測と調整を続けていく
私はこれからも、 S&P500への投資を続けます。
ただし、盲目的にではなく、 市場を観察しながら 柔軟に対応していくつもりです。
月に一度の見直しを続け、 必要なら投資額を調整し、 時には現金比率を高める。
「ほったらかし」から 「見守り投資」へ。
これが今の私の 投資スタイルです。
同じ船に乗る仲間へのメッセージ
この記事を読んでいるあなたも おそらくS&P500投資家でしょう。
同じ船に乗る仲間として、 最後に伝えたいことがあります。
不安になったら、 一度立ち止まって考えてください。
「なぜ自分は投資しているのか」 「どうなったら売るのか」 「何を信じて買っているのか」
答えは人それぞれで構いません。
大切なのは、 自分なりの答えを持つこと。
そして、その答えを 定期的にアップデートし続けること。
一緒にこの不確実な相場を 乗り越えていきましょう。
私も観測を続けます。 あなたも自分の目で見続けてください。
そして時々、こうして お互いの考えを共有しながら 進んでいけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、 ありがとうございました。
また次の記事で。
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