感想
「J1首位」なんて身の丈に合わない幻想だった
「J1首位になれるかも！」なんて考え方自体が、
どれだけおこがましかったかを
痛感させられる90分でした。
確かにラファエル エリアス選手の同点ゴールが入った時間帯は、
もしかしたら勝ち越せるかもという雰囲気もありました。
しかし、京都の流れになったかに見えた直後、渡辺選手の勝ち越しゴールを献上。
絶対に締めていかなければいけないタイミングでの失点は、
浦和と京都の「格」の違いを見せつけられたようでした。
現実を直視しましょう。
今のJ1リーグ2位という順位は、
あくまで周りのチームが調子を落としているだけであって、
京都の実力がそのまま反映されているわけではありません。
我々はまだまだ「挑戦者」であることをしっかりと受け止める必要があります。
3年間変わらない左サイドバックの問題
鹿島アントラーズ戦と同様、
サイドバックの問題が今回も露呈しました。
右サイドバックに須貝選手、
左サイドバックに佐藤選手というスタメン。
鹿島戦では後半に右サイドバックに福田選手を投入し、
須貝選手が左に回ったことで逆転できたのに、
なぜ左サイドバックに佐藤選手を固執するのでしょうか？
これは3年間、京都が抱える曺貴裁監督による「温情采配」の弊害としか言いようがありません。
結果的に前半の攻撃はほぼ右サイドからしか展開できず、
左サイドバックからの佐藤選手の攻撃は
チャンスはすべてブレイクし、ボールロストからカウンターになるだけ。
前回対戦でも浦和の金子選手に全く対応できていなかった佐藤選手が、
今回も同じように金子選手に好き放題されていたのは見ていて非常に辛かったです。
流通経済大学出身という縁はあるかもしれませんが、
采配は実力と結果で判断してほしいものです。
宮本選手不在の痛手
浦和からのレンタル中のため
今節出場できなかった宮本選手の不在が、
いかに京都にとって痛手だったかを思い知らされました。
パトリック ウィリアム選手のポジショニングの悪さとサボりが目立ち、
その影響で京都のハイラインが保てず、
ディフェンスラインの重心が下がってしまいました。
結果として守備がチグハグになり、
縦パスの精度もなく
インターセプトされる場面が増加。
浦和にセカンドボールを回収され続けた90分でした。
宮本選手が出られないだけでここまで弱体化するという選手層の薄さが露呈しています。
パトリックウィリアム選手、アピアタウィア久選手は
もっと危機感を持って練習に取り組むべきです。
采配ミスの数々
この試合で最も疑問だったのは、
原選手を下げたタイミングと意図です。
原選手の交代によって、パワープレイやロングボールという選択肢がなくなり、
負けているのにビルドアップしか選択肢がなくなってしまいました。
浦和が引いて守ってくるのはわかっていたのに
ビルドアップだけでチャンスを作れると思っていたのであれば明らかな采配ミスです。
結果的に時間だけが過ぎ、
ボールをコネコネするだけの無駄な時間帯が続きました。
ラファエル エリアス選手が自ら降りてきてボールを引き出そうとする姿は、
チーム戦術の行き詰まりを象徴していました。
さらに、代わりに投入されたムリロ選手もミスが多く、
ラファエルエリアス選手が彼をカバーする余計な負担まで背負う始末。
マルコ選手も右サイドからのボールが減ったことで完全に消えてしまいました。
「相手の守りが硬い」なんて言い訳にはなりません。
この敗戦が意味すること
この1敗は非常に痛いです。
なぜなら、他のチームより1試合多く消化した状態だからです。
常に「実質-3」で考えておかないといけません。
そして、たった2日後にはアウェイで新潟戦、
その後すぐに横浜FC戦が待っています。
この2試合は生命線です。
なぜならどちらも残留争いのライバルとなるクラブだからです。
（今の順位で考えると）
連敗は絶対に許されません。
新潟に負けるということは、
降格が一歩近づくということを肝に銘じるべきです。
私たちの真の目標は17位以上でのJ1残留です。
首位に立ちたいとか、そんな夢物語よりも、
確実に残留圏内にいることこそが最重要課題です。
この敗戦を無駄にせず、
次の新潟戦では必ず勝ち点3を持ち帰りましょう。
👇ポチッと応援いただけるとブログ更新の励みになります！
