義祖母の通夜。
葬儀場に「宿泊」できるプランを選んだが、これが大正解だった。
遠方の親戚がゆっくり別れを惜しめるだけでなく、
自宅に泊める「接待」の負担を回避できるメリットについて。
現代の葬儀における宿泊の重要性を解説。
今回、私たちは迷わず「親族が宿泊できる葬儀場」を選んだ。
結果から言うと、これは大正解だった。
もしこれから葬儀を執り行う人がいれば、
多少コストがかかっても宿泊機能付きを強くおすすめする。
「寝ずの番」ではなく「最後の団らん」
線香の番はしなくていい
かつてのように、夜通し線香を絶やさない「寝ずの番」を強いる葬儀場は減っている。
(今は長時間燃焼する渦巻き線香や、電気式ろうそくがある)
ではなぜ泊まるのか。
それは「故人と過ごす最後の夜」を確保するためだ。
遠方から駆けつけた親戚にとって、
日中の慌ただしい儀式の中では、
ゆっくり顔を見て話しかける時間はほとんどない。
夜、親族だけで集まり、
故人の思い出話をしながら過ごす。
この時間が、心の整理をつけるために不可欠なプロセスになる。
「おもてなし」という地獄を回避する
親戚を自宅に泊めるリスク
もう一つの、
そして最大のメリットは「自宅に泊めなくていい」ことだ。
もし葬儀場に泊まれなければ、
遠方の親戚はホテルか、
あるいは喪主の自宅に泊まることになる。
お互いに気を使うんですよね。
訃報というのはほとんどの場合が急。
迎え入れる側もほとんどが用意できていない
「気を使わないで」と言われても、
他人が家にいれば気を使うのが日本人だ。
葬儀場という「中立地帯」に泊まることで、
迎える側も泊まる側も、その心理的負担から解放される。
設備はホテル並み
最近の家族葬ホールの宿泊設備はすごい。
シャワー完備、清潔な布団、アメニティも充実しており、ほぼホテルだ。
悲しみの中でも、体はしっかり休められるようになっている。
まとめ:遺族のサンクチュアリを守る
葬儀場の宿泊は、故人との時間を作るだけでなく、
遺族を「接待」から解放するシェルターの役割を果たす。
葬儀の打ち合わせで「宿泊はどうしますか?」と聞かれたら、
迷わず「はい」と答えよう。
その選択が、疲れ果てた遺族の睡眠時間と、心の平穏を守ることになる。
黒子としての、重要な判断だ。
