サラリーマンサポーターが観戦に行けなくなっている現実
最近のJリーグは好調です。
動員は年々伸びています。
だからでしょうか。
「金J」という言葉を掲げて、
平日開催を増やす流れが加速しています。
ただ、ここで一つ。
日本のサラリーマンは、
そんなに簡単に定時で帰れません。
この記事では、
なぜ平日開催がサラリーマンサポーターを削っているのか。
事実とデータだけを並べます。
金Jと平日開催の現実
Jリーグ公式の金J施策
Jリーグは公式に
「フライデーナイトJリーグ(金J)」を推進しています。
出典:Jリーグ公式
https://www.jleague.jp/news/article/29654/
名前は楽しそうです。
でも、曜日は平日です。
百年構想リーグの日程
百年構想リーグは
降格がなく、複数試合が組まれています。
日程発表はこちら。
https://www.sanga-fc.jp/news/detail/20634
この中に、
平日開催のアウェイが含まれています。
百年構想リーグの日程を見て、ただただ残念だった
百年構想リーグの
日程発表がありました。
楽しみにしていました。
正直に言うと、
かなり期待していました。
でも、
日程を見て
言葉が出ませんでした。
怒りというより、
残念。
ただ、それだけです。
日程を見た率直な気持ち
長崎アウェイと広島アウェイ
一番楽しみにしていた
長崎アウェイ。
そして、
広島アウェイ。
どちらも
ど平日。
「ああ、そうか」
と、静かに思いました。
行けないな、と。
岡山アウェイは2年連続で同じ結末
岡山アウェイは
一応、土日開催。
少しだけ
期待しました。
でも現実は、
休日出勤が確定。
これで
2年連続で行けません。
理由は違う。
結果は同じ。
福岡アウェイは現実的ではない
福岡アウェイは
GW最終日。
翌日は平日。
遠征して、
帰って、
次の日仕事。
時間的にいけない。
日程を並べて思ったこと
今回の日程はこちらです。
https://www.sanga-fc.jp/news/detail/20634
こうして並べてみると、
「行けない」が
自然に積み重なっていく。
特別な事情ではない。
ただ、
日常と噛み合わない。
金Jという言葉に感じる違和感
最近、
「金J」という言葉を
よく見ます。
楽しそうな響きです。
でも、
金曜は平日。
日本のサラリーマンにとって、
一番読めない曜日でもあります。
サラリーマンは定時で帰れない
平均残業時間という事実
日本の会社員の平均残業時間は、
月17.7時間です。
出典:日本労働組合総連合会(連合)
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20240719.pdf
これは平均です。
忙しい人は、もっと長い。
定時退社の指示がない職場
同じ調査で、
「定時退社の指示がない」と答えた人は
約6割です。
つまり、
日本の会社は早く帰る前提の職場が少ない。
動員増=成功ではない
Jリーグの動員は確かに増えている
Jリーグは
年間入場者数が過去最多を更新しています。
出典:Jリーグ公式
https://www.jleague.jp/news/article/32792/
これは事実です。
でも、削っている層がある
増えているのは、
「行ける人」。
減っているのは、
「行きたいけど行けない人」。
特に、
平日に動けないサラリーマン。
金Jが続くと起きること
現地観戦はDAZNでいいや、になる
百年構想リーグは
降格がありません。
無理に現地へ行かなくても、
DAZNで成立します。
結果、
遠征文化が静かに痩せます。
熱量は数字に出にくい
動員は数字で見える。
熱量は見えない。
見えないものから、
削られていきます。
まとめ
【日記8日目】の結論です。
動員が増えたからといって、
平日開催を増やしていい理由にはならない。
日本のサラリーマンは、
定時で帰れない。
これは気合の問題ではなく、
構造の問題です。
金Jを増やすほど、
一番の金主である
サラリーマンサポーターは
静かにスタジアムから消えます。
調子に乗るな。
今こそ、足元を見てほしい。
