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「京都の空気感」とは?建前文化・いけず・本音を語らない京都人の特徴を京都生まれ洛中育ちの僕が語る

「京都って、落ち着いてて上品な街」

「でも、ぶぶ漬け出されたら帰れって意味なんでしょ?」

こんな京都のイメージを、よく聞きます。

おそらく、全国の人が感じている“京都らしさ”はこのあたりではないでしょうか。

それ、たぶん……正解です。

僕は生まれも育ちも京都。

しかも“洛中”と呼ばれる京都のど真ん中で育ちました。

だからこそ断言できます。

京都は、建前と“いけず”が、しっかりと息づいた街です。

でもその空気の中で育ったからこそ、

いま伝えたいことがあります。

目次

子ども時代から感じていた「本音じゃない」世界

僕が小さい頃からよく耳にしていた言葉があります。

「お子さん、ピアノ上手ですね〜」

これ、表面上は褒め言葉なんですが、

実は「うるさいですよ」という意味。

はっきりとは言わない。けれど、伝わるように言う。

これが京都の“いけず文化”です。

子ども同士のやりとりもそう。

学校でも、近所づきあいでも、

いつも遠まわしな物言い。

それを真正面から受け取っていると、痛い目をみる。

だから小さいころから自然と、

“言葉の裏”を読む力が育っていくんです。

「内と外」がはっきりしている

京都人って、自分のテリトリーに他人をあまり入れたがらない。

しかし我が家は比較的オープンな方でした。

ホームパーティーも自宅で開くし、

人を招くことも多かったです。

でも、逆はありません。

他人の家でお酒を飲む、ご飯を食べる、というのはどうしても抵抗がある。

これはもう、完全に京都人気質なんだと思います。

どういうことかというと

京都人って、自分のテリトリーに他人をあまり入れたがらない。

というのを知っているので

相手に嫌な思いをさせたくない、自分も気を使いたくない

からです。

「内と外」「家と外」「表と裏」

その境界線が本当に強い土地なんです。

京都人は「一流」しか認めない

京都サンガの話

たとえば京都サンガの話がわかりやすい。

京都にはプロサッカークラブの京都サンガF.C.があります。

京都人はわかりやすくて

弱い時は誰も見向きもしない。

むしろ「パープルサンガ?笑」と少しバカにしがちです。

でも強くなると、「昔から応援してたで」と言い出す。

これも京都人の“格式”に対する強い意識です。

以前は「京都パープルサンガ」というクラブ名でしたが、

紫という高貴な色を、弱いチームが使うな

というお寺からの苦情があったとも言われています。

(これはかなり都市伝説に近いですが笑)

損害保険業界では「京都が1番しんどい」というのは常識

また、損害保険業界では

「京都支店が一番しんどい」と有名です。

だから京都支店に異動が決まれば

みんなテンションがさがりますし

逆にキャリアで上に行く人は

かならず一度は京都を通ると言います。

これは理由は簡単で

京都人に対して交渉するというのが難しいからです。

たとえば、事故の示談交渉。

大阪の方がむずかしそうじゃないですか?イメージ的に。

でも大阪はわかりやすい。

お金です。

お金をちゃんと払えればすんなり示談となることがほとんど。

大阪の人は一見怖そうでも、

「これぐらい出してくれたらええよ」とはっきり言ってくれる。

でも京都は違います。

目的はお金だったとしても

「いや、別にお金とかいらんけどね」と建前を出す。

でも本音ではきちんと請求される。

それが読み取れず

「では、謝罪だけで・・・」とかいうと

確実に揉めて民事訴訟です。

被害者に「お見舞いとか大変なんで結構です」と

お断りを入れられて

本当にお見舞いにいかないと

最終示談の局面にで

「一度もお見舞いに来なかった」とごねられて

かなり苦労することになります。

京都人には

一度断れれても、行くべき

が通例です。

京都人と交渉する時は

言葉通りに受け取ってしまわないようにしてください。

こうした建前を読み取る力がないと、交渉も進まない。

それが京都という土地のややこしさです。

京都の空気感を一言で言うなら「建前の世界」

京都で生きるというのは、

本音を出さずに生きること。

いけずに耐え、いけずを返す。

その絶妙な距離感に、感情と意味が詰まっている。

言葉の裏にあるものを、

常に感じながら生きていく。

それが、僕の育った京都です。

だからこそ「本音で語る言葉」に惹かれる

こういう空気の中で育ったからこそ、

僕は今、自分の言葉で、自分の声で、

本音を語りたいと思うのかもしれません。

建前を使うのは慣れてる。

でも、誰かとちゃんと繋がろうと思ったら、

やっぱり本音じゃないとダメだと思う。

だから僕は、いけずじゃなくて、

まっすぐな言葉で話していきたい。

京都で育ったからこそ、

そう思えるようになったのかもしれません。

最後にひとこと

京都って、きれいで静かで落ち着いた街。

そんなイメージがあるかもしれません。

でもその奥には、複雑な言葉の層と、
感情の読み合いが隠れている。

それが、京都の空気感。

そしてその空気の中で育った僕が、
本音で言葉を届けていきたいと思う理由です。

読んでくださって、ありがとうございました。

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