なぜ次の一張りが必要だったのか?

私はすでにファミリー用テントは2つ所有している。
Snow Peak「ランドネストシェルター」と「ヴォールト」。
どちらも家族4人でのキャンプでは大満足している。
だが、課題がある。
それは「ソロ」や「デュオ」の時に気軽に使える
“ちょうどいい”テントが無いということだ。
なぜならば持っているテントは2つともデカい。
一人でキャンプに行くのに設営がかなり無駄。
最近、私は「ソロキャンプ」に興味しんしん
しかも、
私のキャンプスタイルはやや特殊。
夏以外の季節は基本「車中泊」。
テントを張るのは夏の一部、
タープやシェルターを張って基本的にはリビングとして使用し
あとは車のベッドキットで寝てる。
さらに、最近親父からスーパーカブプロ110を受け継ぎ
バイクキャンプにも関心がある。
軽量かつ設営のしやすさは重要なポイントだった。
家族の成長を見越しても
「2人用テント」は将来的に出番が増える──そう確信した。
では、どのテントを選べばいいのか?
最初に候補にあがったテントたち
はじめに思い浮かんだのは、あの定番。
■ テンマクデザイン「サーカスTC DX+」
価格:29,800円
→ このテントは私自身が候補に挙げた。
- ワンポールで設営簡単
- 見た目がかっこいい
- タープ代わりにもなるし、冬でも使えるTC素材
だが、気になる点も。
- 重い(約10kg)
- サイズが大きいので気軽には使えない
- バイクキャンプ不可
- 雨上がりの乾燥が大変
- ソロでもデュオでもインナーテント必須
これを使うには、
やや“腰を据えたキャンプ”が前提になる。
パパスタ私が求めたのは気軽さ。一人で行ってもサクッと設営できるもの
■ MSR Elixir 2(エリクサー2)



当初の大本命
価格:30,030円
- 軽量で設営わずか3分!
- 山岳テントベースなので信頼性抜群
- コンパクトで、設営後の移動も可
→ このテントは私自身が候補に挙げた。
実は、バイクキャンプをやるなら
このテントがベストに思えた。
ただし──
- 夏以外はメッシュ構造で寒い
- ヘキサタープとセット運用が前提
- 最新モデル(2025)は5万円越え。購入を見送ったら型落ちになる?
- オートキャンプメインの自分にはオーバースペック感も
この段階で私はすでに混乱していた。
宿泊に特化したエリクサー2は
リビング用途がない…。
結局タープもセットで立てないといけないので
設営に時間がかかることになる。
ここからChatGPTとの40回を超える壁打ちが始まる──。
ChatGPTとの40回以上の往復のラリー
私が相談したのは
家族でもない。
キャンプ仲間でもない。
SNSでもなく、
ChatGPTだった。
誰かに忖度する必要もなく、
何度も立ち止まり、
何度疑問をぶつけても嫌な顔ひとつしない。
寝る直前に浮かんだ不安を深夜に投げても、
ChatGPTは「では冷静に整理してみましょう」と返してくれた。
ChatGPTとの壁打ちは、私の脳内整理だった。
出てきたキーワードは次の通り──
- テントの素材(ポリエステル vs TC)
- 自立式 vs 非自立式
- 設営時間と撤収のテンション
- 将来の家族構成の変化
- バイクキャンプの可能性
- 冬は車中泊メインで、実はテントを張る機会は限られる
- ソロキャンプの回数とレンタル費用の比較
- 「安心感」や「気軽さ」はどこに宿るのか?
ChatGPTのやり取りは、
もはや買い物ではなかった。
ライフスタイルの再設計だった。
ChatGPTが投げかけた他のテント案
私が挙げた以外にも、
ChatGPTは多角的な提案をしてくれた。
■ WAQ Alpha TC Solo DX
- ソロ向けTC素材の定番
- サーカスTCより安価で軽量で設営も簡単
- 冬もストーブ使用OK
→だが非自立式。バイクやコンクリートではやや不安
■ BUNDOK ソロティピー1 TC
- 激安TCテントで有名
- 薪ストーブも入る
→非自立式。2人で使うには狭い
■ HILLS FIELD X ONE -クロスワン-


そして結局タープを立てないといけないのであれば
HILLS FIELDの新作テントX ONE -クロスワン-が
私のベストチョイスであることが判明した。
- 自立式で軽量
- ポール2本で最速設営
- フライシート、インナーテント、グランドシートを一体化して撤収可能
この3ポイントはかなり魅力的でした。
結局私が求めていたことは
ペグなしでも設営可能
設営後に軽々と移動することが可能
さらにコンクリートの上でも設営可能。
これなのよ。
これ。
求めていたのはこの手軽さ。
しかし・・・
X ONE はあくまでソロ用。
私の用途は
ソロと子どもor妻とのデュオキャンプ
→サイズ感や耐久性で若干不安が残った
→これらも検討した結果、私が見つけたのが…
ナイトローバー2Pという選択肢
TOKYO CRAFTS ナイトローバー2P
ChatGPTとのやり取りの中で、
自分が欲しているテントがわかり
最後に自分で発見したのが、
TOKYO CRAFTSの2025年新作テント
「ナイトローバー2P」だった。
購入時の価格(グランドシート別売り込み):36,960円(サマーセールで2,000円引き)
- 完全自立式 → ガレージ泊、コンクリでもOK
- 前室が広く、キャノピースタイルも可能
- インナー+フライ+グラウンドシートが一体収納可能
- インナーテントはダブルベッドサイズ!
- 貸すにも良し、庭泊にも良し
この設営しやすさと、
「タープ不要」という点が大きな魅力だった。
【6】それでも悩んだ。ほんとうに今必要
- 子どもが中学生になるまで待ってもいいのでは?
- 今あるテントでもやりくりできるのでは?
- 使用予定は年内4回。1泊あたり約9,000円。高くない?
- 将来はHILLEBERG Staikaみたいな一生モノに投資する手もある
でも、ChatGPTは言った。
「テントの価値は“使用回数”ではなく、“いつでも使える安心感”にもある」
「この経験は、次の決断力や選び方を育ててくれる」
それを聞いた私は、
購入ボタンを押した。
振り返って──この一張りがくれたもの
- 夏に使える安心感
- ガレージや庭泊、貸し出し先まで対応可能
- 子どもと二人、または妻と二人──5年後の自分にもフィット
- コンパクトさ、設営の簡単さ、重ならないギア構成
そしてなにより、“納得して選んだ”という実感が残った。
次の一張りを探しているあなたへ
「たった一張り」されど「一張り」。
これはただの道具じゃない。
未来を預ける選択肢だ。
迷ってもいい。
ChatGPTと何十回も壁打ちしてもいい。
だけど、最後に「これでよかった」と言えるようなテントと出会ってほしい。
私はナイトローバー2Pにして、ほんとうに良かった。
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