【交通事故】意外に高くつく損害額【物損事故】

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生活

こんばんわ。損保業界にきて11年目になります。
毎日毎日、事故対応をしています。

事故を経験した人ならわかるとおもいますが

交通事故での自動車修理って思っている以上に高くつくことがありますよね

『ちょっとぶつかっただけ』
『少しスジが入っただけのキズ』

と思っていても
実際に損害額は大きくなります。

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結論

◇表面上のキズだけで判断できない
◇保険会社には損害確認のプロがいる
◇プロが査定したものを素人が否定するためには科学的根拠が必要
◇任せた方がいい

修理費用は見た目だけではわからない

おもっきりぶつかって

おもっきり凹みがあったり

おもっきりガラスがわれていて

おもっきり車軸が曲がっている・・・

って見た目で大きな損害ってわかるのであれば
修理費が高額になることは簡単に想像つきますよね?

ちょっとこすっただけ、ちょっと接触しただけ
といった軽微な接触の事故の場合には逆に注意が必要です。

よくあるのが『バンパーに少し擦り傷がある程度』と損害状況
をお聞きすることがあります。
⇒たいてい最終的にバンパ取り換えになっています。

まず、バンパーというのは事故での衝撃を吸収するようにできているんですよね。
一度衝撃を吸収して、元にもどる ようなイメージです。

知識として入れておいてください。
一度へこんで元に戻るモノ
なので見た目にはそこまで損害が無かったとしても
バンパーの内部に損害があることはめちゃくちゃ多いです。

で、もう一つはそもそも修理できない部品。
というのがあります。

【素地】なんて言い方をする場合がありますが、
キズが入ったり、衝撃を受けたりすると交換でしか対応できないものです。
そもそも修理ができる部品ではないものです。

『あんな小さなキズなのになんで部品交換してるんだ』って
言われる場合がありますが、
そもそも修理できない部品であったり
逆に修理をすることで修理日数が伸びて代車費用等が余計にかさむ。
結果的に賠償額が増える。といったことがあります。

最近の自動車はめちゃくちゃ精密機械です。
もはや電子機器です。
ものすごく精密な部品を組み合わせて出来ているので、衝撃を受けた場合
精密な機械の取り換えも必要になりますし、その分工賃だってかかります。

表面上のキズはそこまでなかったとしても
実際には大規模な修理をすることが多いです

保険会社の査定方法

では、シビアな損害確認を保険会社はどうしているのか

基本的には損害課の担当者が確認しますが、

保険会社には損害査定専門の担当者がいます。
アジャスターなんて呼ばれていますが

この人たちはすごいです。

専門的な試験と専門的な研修を経ている
プロフェッショナルです。
職人です。

僕も何度か現場立ち合いや現車立ち合いに
同席させていただきましたが
アジャスターは損害確認のプロです。

アジャスターは
損害の箇所を確認しただけで
・どのような構築物と接触しているか
・どのような角度で入ったキズか
・そもそもの整合性があるのか

全て判断しはります。すごいです。

で、このアジャスターが修理工場から提示された見積りが適切かどうかを
チェックします。

なので自車についても
相手車についても「言い値」では損害額は決まりません。

損害額が高い!と言ってトラブルに

損害額や修理費に対する認識の違いは、示談交渉や保険金支払いにトラブルになります。

相手車の損害額を契約者に伝えると
『なんで相手の修理代がそんなに高いんや(# ゚Д゚)』
とブチギレられることも多いです。

保険会社は上記の通り、損害についてプロが査定をしています。

相手から提示された修理費用が適切かどうかは
『自分の加入している保険会社が確認している』
ということをおさえましょう。

自分の味方であるアジャスターが
細かいチェックをして査定をした損害額について
否定をするのであれば

契約者自身で、
『保険会社の査定した損害額が間違えている』
という科学的な根拠を示す必要があります。

で、保険会社自体が認めたものを
契約者自身が根拠なしで否定をしていれば
相手と不毛なトラブルになることも考える必要があります。

逆の立場になったとき・・・・

自車の修理代を相手が根拠なしに
『高すぎる!!足元見てる』とか言うてたら

腹立ちますよね。

まとめ

保険会社が支払う保険金は、損傷と事故状況の因果関係を
査定のプロが科学的知見に基づいて確定していくものです。

これは自車両、相手車両に関わらず同じ対応をします。

  • 修理工場から見積などを送ってもらった時点で、事故と関係のない不要な作業内容が含まれている場合には、当然認定の対象外となり、その費用を支払うことにはなりません。
    これはどのような物損事故にも該当するものです。
  • 一般的に部品交換よりは板金・塗装のほうが金額的には小さくなります。部品交換の必要がないと考えられるのに工場から交換での見積りが出された場合には、保険会社と工場との間で作業内容・費用の確認・交渉・調整を行います。
  • タッチペン等での簡易修復については、修理(復元)作業とは考えられません。一般的には上記のように部品交換または板金・塗装作業での見積りになります。
    (所有者の方が了承される場合であれば問題ナシ)

まとめ;損害の査定はプロに任せた方がいい。

素人が見た目で判断できるものではないんですよね。

くりかえしになりますが
最近では自車両、相手車かかわらず
損害額をお伝えしたときに

『思っていたより高額だった』とびっくりされることが多いです。

今の自動車は精密機械とらえて任せるべきです。

もちろん保険会社としても相手からの不当な要求があれば
毅然とお断りするので安心してください。

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